「アップルのエアタグを不正改造・販売容疑 会社員を逮捕」というニュースがありました。「逮捕容疑は4~7月、エアタグ5個を音が鳴らないように不正に改造し、インターネットオークションを通じて計3万1600円で販売」としていますが、法律的根拠は商標法違反です。 商標の持つ機能として、品質保証機能がありますが、改造によってそれが損なわれていることにより、(アップルが持つ"AirTag"や"エアタグ"等の登録商標の)商標権を侵害しているという理屈です。ちなみに、AirTagを物の紛失防止という本来の使用目的ではなく、ストーカー目的で使う場合には、相手に気付かれにくいように無音化改造することが行われているようです。警察としては悪用される可能性が高い商品の流通を事前に抑えておきたいということなのでしょう(アップルからの被害届があったかどうかは不明です)。 似たようなパターンの前例としては、プロテクトを外
![なぜ無音化改造したAirTagをオークションで販売すると商標法違反で逮捕されてしまうのか(栗原潔) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ece96b7b60fe245829a3989af462cc34c5a034e2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fkuriharakiyoshi%2F00326431%2Ftitle-1669861913613.jpeg%3Fexp%3D10800)