日本の長寿番組の中でも、わずかな休止期間を除いて、昭和50年から現在までの長きにわたって作品が作られ続けているテレビドラマといえば、子供の頃に男子なら必ず一度は通り抜けた「スーパー戦隊シリーズ」だ。 ここ15年ほどは大人の世代を巻き込んで幅広く人気を集めており、ネットや特撮ファン向けの雑誌で盛んに情報発信され、ヒーローを演じる俳優や制作関係者らと触れ合える機会は多くなった。しかし、そういうものがない時代にヒーローを演じた方々と、それを見ていた当時の子供たちとは接点はないのだろうか。いや、そんな“大きなお友達”の熱い思いに応えようと、もう10年も前から元ヒーローたちを集めてファンイベントを主催している人がいるのだ。しかもその人は私の同業他社の女性記者で、朝の情報番組でおなじみのあの人だった!(さいたま総局 安岡一成) ■特撮ファンのスーパー記者 その人とは、読売新聞文化部記者の鈴木美潮さん。