図2の一番左側が金型の外観です。このままでは、肝心の製品が一体どこにあるのか分からないので、金型を開いた状態にしたのが右にある2つの図です。図2は金型構造を大きく2つに分け、黄色と水色で色分けしました。黄色い方を「固定側」、水色の方を「可動側」といいます。そして、型が開いた状態での赤い部分に、樹脂が流し込まれて硬化することで、卵型ケースの「製品部分」ができます。 図2が、「樹脂が流し込まれる前」なら、赤い部分は製品の肉厚分だけすき間が空いている状態(空っぽ)です(以降の図では、空の場合は、白くなります)。 この金型の断面を取ると、図3のようになります。 これが「固定側型板」と「可動側型板」の2枚の主要なプレートで構成される「2プレートタイプ」と呼ばれる金型の基本形です。図3の金型断面図で、各部位についておおまかに説明していきます。 固定側取付板:固定側型板(下記)をセットして、成形機の固定