何か物を見ながら絵を描くとき、実物に近い色をなかなか再現できない、という経験はあるだろう。例えば、赤色ひとつとってみても、深みのある赤、朱色、ピンクっぽい赤など幅がある。 そうした色の細やかな違いを、実際に物体の色をスキャンして、そのデータをもとに再現するというペン「Scribble」が米国で開発中だ。「再現できる色は1600万色」とうたっている。 Scribbleは紙に書くインクタイプと、タッチスクリーンで使用するスタイラスの2種類がある。どちらも、ペンの先端と反対の側にスキャナーとマイクロプロセッサーを備えていて、物体にかざしてボタンを押すと色を読み取る。 インクタイプは、シアン、マゼンダ、黄、白、黒の5色のインクカートリッジを使い、読み取ったデータをもとに色をミックスして再現してくれる。 スタイラスにはカートリッジはなく、専用アプリをダウンロードしたタブレット端末などとBluetoo