いわゆる「スーパー台風」が上陸し大阪の中心部が大規模な高潮に襲われると、最悪の場合、浸水被害で64万人余りが孤立し、死者は380人に上るおそれがあるとする被害想定を国の検討会がまとめました。 それによりますと、想定できる最大級の高さ6.4メートル余りの高潮に襲われると、最悪の場合、大阪市内の24の区のうち17の区で浸水被害が出て64万人余りが孤立し、死者は380人に上るおそれがあるとしています。 また、豪雨で淀川の水位が上昇し大阪・北区の堤防が決壊すると、最悪の場合、梅田周辺の広い範囲が深さ2メートル以上浸水し、6万4000人が孤立するおそれがあり、さらに対策が間に合わない場合、地下鉄など14路線の合わせて100の駅が浸水して復旧に3か月かかるとしています。 国の検討会は、浸水を防ぐ扉の設置などさらに対策が進めば被害は軽減できるとしていて、来年3月までに具体的な対策を示したガイドラインをま