5日のロンドン外国為替市場は、日銀の白川総裁が任期満了を待たずに来月辞職すると伝えられたことをきっかけにドルを買って円を売る動きが出て、円相場は一時、再び1ドル=93円台をつけました。 5日のロンドン外国為替市場は、日銀の白川総裁がことし4月までの任期満了を待たずに来月、辞職すると伝えられたことをきっかけに、安倍政権が掲げるデフレからの脱却に向けた金融緩和の路線がさらに加速するという観測が広がりました。 このため、市場では円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は前日に続いて一時、1ドル=93円台前半をつけました。 市場関係者は「総裁と副総裁がそろって3月に交代する見通しになり、日銀が今後、さらなる金融緩和に踏み切るという見方が改めて出ている」と話しています。