2015年2月9日のブックマーク (2件)

  • なぜ、インフレ率2%計画は破綻したのか

    銀行ははっきりと降参の白旗を上げてはいないが、灰色の旗を出している。2013年3月に黒田東彦氏が総裁に就任した際、彼は「2-2-2プログラム」というものを掲げた。これは、2年間で、2%のインフレ率を、いわゆるマネタリーベースを2倍にすることで達成しようというものだった。 日銀は日国債を大量に買い入れてマネタリーベースを倍増させたが、逆に民間保有分が減少し、1年物と2年物の国債金利がわずかにマイナスになるほどだった。また、全体の5分の1の銀行貸し付けには、0.5%以下の金利を課している。 にもかかわらず、日銀は大部分のエコノミストたちがずっと言ってきたことを最終的に認めざるをえなくなった。2年で2%のインフレ目標は無理なのだと。 インフレ率0.9%見通しも、まだ高い 2013年4月、黒田氏率いる日銀政策委員会は2014年度のインフレ率は1.4%(生鮮品と消費増税分を除いて)になると約

    なぜ、インフレ率2%計画は破綻したのか
    tdam
    tdam 2015/02/09
    いくら金融緩和してもインフレは起きない派。そういうことではないんだよな。実質金利の低下や財政支出が実質生産(≒実質賃金)を上昇させないとでも言うのだろうか。やはり惜しむらくは消費増税。
  • ピケティでアベノミクス批判する残念な人々

    米国を中心に世界的なベストセラーとなっている「21世紀の資」を執筆したトマ・ピケティ氏(パリ経済学校教授)が1月末に来日した。同氏による多くの講演やインタビュー記事がメディアを通じて伝えられ、日でも同書の翻訳が、経済書として空前の大ベストセラーとなるなど、稀にみるブームが起きている。 ピケティは、どこまでアベノミクスに対して批判的か? ただ、メディアを通じたピケティ氏の発言について、人が意図しない形で伝えられていると思われるケースもよく目につく。 インタビュー記事のフレーズは、それを編集するメディアのさじ加減で、往々にして独り歩きしがちだ。 筆者が目にしたインタビュー記事の中には、ピケティ氏が「アベノミクスに対して批判的な姿勢を明確にした」などと、人の言葉と別の部分で記載されていたものもある。「経済格差」の権威となりつつあるピケティ氏が、アベノミクスに懐疑的であるという印象を強め

    ピケティでアベノミクス批判する残念な人々
    tdam
    tdam 2015/02/09