NGNのIPv6接続の約款変更をめぐってISPとNTTがもめている。問題の焦点はNGNでのIPv6アドレスの払い出し方をめぐる、所謂「マルチプレフィックス問題」に関してだ。NTTからの約款変更の変更申請に対して、ISPや他のキャリアなどが「ケチ」をつけるという、まぁ、いつもの構図といえば構図。とはいえ、今回の約款変更の申請案は「最悪」の選択だと言っていい。 NGNのIPv6接続の約款変更案に対する再意見が公開,NTT東西が徹底反論 - ニュース:ITpro そもそもこのIPv6マルチプレフィックス問題とは何かというと、IPv4アドレスの枯渇に伴い、IPアドレスをIPv6アドレスに切り替えていかねばならないのだけれど、その払い出しをNGN網とISPの両方から払い出すことによって(つまり端末に複数のIPv6アドレスが払い出されることによって)、経路情報やサービスの提供に支障が発生する問題のこと
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