イタリアは日本と同じで、地震の多い国だ。 近年の記録だけを見ても、2009年のラクイラ地震や2016年のイタリア中部地震など、甚大な被害をもたらした地震は多い。特に後者の地震の時には、現地の郷土料理であるアマトリチャーナを通した支援が世界中で広まったため、記憶に残っている人も多いかもしれない。 地震が多いとなると、気になるのは万一の際の支援体制だ。実はイタリアでは日本ほど非常用持出袋が普及しておらず、友人に聞いても自宅に備えている人は聞いたことがない。万一の時、まず必要になる食事はどうしているのだろうか。 災害時に提供されるのは「普段の」食事 イタリア人は地震などの災害時に何を食べているのか。その答えは以下の写真の中にある。