高松市の大型商業施設で10日、同市内の無職男性(81)と車いすの妻(79)がエスカレーターから転落し、後方にいた女性(76)が巻き添えになり死亡した事故に絡み、香川県社会福祉協議会が車いすでエスカレーターを利用する方法をホームページ(HP)などで紹介していたことがわかった。 協議会は12日、該当部分をHPから削除した。 協議会によると、街中で障害者に出会った場合の介助方法として冊子に掲載し、さらに遅くとも2004年3月頃からHPにも転用したという。「危険を伴うので注意が必要」などとしつつ、人を車いすに乗せたまま上り下りさせる方法をイラスト付きで紹介していた。 事故後、「不適切では」との指摘が内外から相次ぎ、削除を決めた。協議会は「誤解を生みかねない。エレベーターの利用を促すなど、もう少し早く内容を見直すべきだった」としている。 一方、日本エレベーター協会(東京)はHPで、車いすやベビーカー