今から15年前の1997年1月22日、シングル「犬と猫 / ここにいる」でデビューした中村一義。彼がバンド「100s」での活動を経て、再びソロアーティストとしての活動を再開させた。 実に約10年ぶりとなるソロリリース第1弾は、ベートーベンの交響曲第5番をモチーフにした「運命」と、交響曲第1番のフレーズを織り込んだ「ウソを暴け!」の2曲。ナタリーでは新たな一歩を踏み出した中村にインタビューを行い、その心境を語ってもらった。 取材・文 / 大山卓也 震災に直面しても自分の表現は変わらない ──今、中村さんはどんな感じで日々を過ごしてるんですか? シングルを作り終えてからも、ひたすらレコーディングしてます。 ──いつ頃からそういう感じでやってるんですか? いつだっけな。もうどれくらい経ったかな。「火の鳥 未来編」のずっと生きてる人みたい。そろそろナメクジ出てくるんじゃないかみたいな、そんな感じで