今回は、プロセスカラーを利用した分版作業です。デザインが複雑なパスで構成されている場合は、パスを分割することで、選択のとりこぼしのおそれがあります。ここではプロセスカラーを設定していったんラスター画像化し、Photoshopで版ごとに分解したファイルを作成しました。 2013.07.01 記事内に、『Illustrator ABC』の関連ページが記載されています。そちらもご覧いただくと、機能やメニューについての理解が深まります。 今回も、特色2色のポストカードの入稿データを例に解説します。使ったのは、赤インクと紺インクです。印刷所は再びレトロ印刷さんです(ただし、この記事はレトロ印刷さんの監修のもとに書いているわけではないので、間違いがあることもあります)。 この印刷所は墨1色で色ごとに版分けして入稿しないといけないので、複雑なことをやろうとするとこんがらがってきますが、そのぶん印刷物をつ