だからデザイナー・ベビーへの警鐘は過剰反応、と。 12月初旬、遺伝子研究者による国際会議でヒト遺伝子配列の編集を是認する声明が発表されました。「妊娠に至らなければ」という条件付きながら、すわデザイナー・ベビーの誕生かと懸念する声が多くあがっています。 でもそもそも、ものすごく頭が良いとか、スポーツ万能とか、そういう都合の良い人間をデザインするのはそんなに簡単ではないようです。だから今の段階でそれが倫理的に良いのか悪いのかといった議論をするのは、メリットよりデメリットの方が大きいかもしれないんです。 エモリー大学の疫学研究教授、A Cecile JW Janssens氏がその理由を説明しています。以下は同氏がThe Conversationに寄稿した内容が許可により米Gizmodoに再掲された内容の翻訳です。 ヒトのゲノム編集をめぐる倫理を考えるとき、まず我々はどんなことがゲノム編集で変えら
![「ゲノム編集じゃ天才は作れない」専門家がCRISPRの限界を解説](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5772c1b72d9e599673a525c015b62ecc9a4f50c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fgizmodo%2Fdist%2Fimages%2F2015%2F12%2F151223_geneediting1.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)