記者会見する経済産業省の飯田陽一貿易管理部長(右端)=経産省で2019年11月22日午後6時28分、長谷川直亮撮影 日韓両国が日本の対韓輸出規制強化措置を巡って政策対話を行うことになったが、その位置づけを巡って日韓で大きな食い違いが表明化している。日韓両政府が同時発表したが、韓国側は日本の発表内容について「歪曲(わいきょく)されているとして抗議し、日本が謝罪した」と公表。これを日本側が否定する事態となった。日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA、ジーソミア)の失効回避で安堵(あんど)した日本政府は冷や水を浴びせられた形だが、「韓国側の発信について一つ一つコメントすることは生産的ではない」(菅義偉官房長官)と反応は抑え気味だ。背景には、繰り返される韓国の「二枚舌」対応があるようだ。 「(発表した)骨子は、韓国政府と事前にすり合わせたものです」。経済産業省は24日夜、公式ツイッターにこう投稿