ハリウッド版の新作『ゴジラ(GODZILLA)』が16日、全米公開された(日本公開は7月25日)。北米の初日の興行収入は3850万ドル(約39億円)に達し、今年の初日興行収入記録を塗り替えた。早速その評価が気になるところだが、「低俗、陳腐、薄っぺらい」(ワシントン・ポスト=4点満点で2.5点)、「この映画の登場人物たちはとてつもなく退屈だ」(ガーディアン=5点満点で2点)など、一部メディアのレビューは低調だ。CG表現の評価は概ね高いものの、脚本をはじめドラマパートが期待はずれだったという評価が目立っている。 ただし、『rottentomatoes』によると、アトランティック誌やニューヨーカー誌など、全米メディアの73%は高く評価している。 【反核のテーマが中途半端な「腹立たしいリブート」】 今回公開された『ゴジラ』は、1954年に日本で誕生したゴジラシリーズのハリウッド版の新作。原作の骨子