ブックマーク / guatarro.hatenablog.com (6)

  • 中途半端な音楽好きがプロフィールに書きがちなあのフレーズがどうにも許せない - 森の掟

    自分ではけっこう気が長いほうだと思っていて、あまり何かに対して腹を立てたりすることはないんだけど、どうしても気になってしまう物言いってのはある。 「演歌とヘビメタ以外なんでも聴きます」だと 自称音楽好きな人が、聴く音楽の幅広さをアピールするためによく使う「演歌とヘビメタ以外なんでも聴きます」ってフレーズ。 自己紹介やプロフィール欄なんかでよく耳にするけど、この言葉がどうにも昔から好きじゃなくて。 好きじゃないというか、はっきりと嫌い。 まず単純に自分自身がメタル好きだから、メタルも聴いてくれよって思う。 だいたいこういう安直な発言する人に限ってちゃんと聴いたことなんてないでしょう。 たとえばヘヴィメタルが好きすぎる親や彼氏彼女の影響で否応なしにメタルを浴び続けたけど全然好きになれなかった人とかになら、嫌いっていう資格あるけど、どうせみんななんとなくのイメージでうるさい音楽を全部「ヘビメタ」

    中途半端な音楽好きがプロフィールに書きがちなあのフレーズがどうにも許せない - 森の掟
  • 世代別・元バンドマンの見分け方(年表つき) - 森の掟

    あなたのまわりにも昔バンドやってたって人が何人かいると思う。 「あの人むかしバンドやってたらしいよ」などと親戚とか同僚とかで噂されるような。 そう言われてみればそんな雰囲気あるかもって相槌を打ちつつも、自分の同世代の元バンドマンとはなんか人種が違う感じもするような。 そう。元バンドマンってひとくちに言っても、その時代のバンドマンがどんな音楽をおもにやっていたか、クラスの中のどんなタイプがバンドという自己表現を選んできたか、その時代の社会におけるバンドマンの位置づけがどんなだったかなどが影響するので、時代によって元バンドマンのタイプは実は全然違う。 なので、同僚や親戚にいる元バンドマンって人に接する際には、世代ごとの特徴をつかんで、適切な対応をしましょう。 日常生活の中で出会うあの人も実は元バンドマンかもよっていう、今日はそういう話。 戦後の「元バンドマン」の9分類 1940年生まれから19

    世代別・元バンドマンの見分け方(年表つき) - 森の掟
  • ギターという楽器が特権性を失っていく過程から考える「ギターソロ論争」 - 森の掟

    ここしばらく、音楽好きの間でギターソロに関する議論が盛り上がっていた。 きっかけとなったのは、ニューヨーク・タイムズの記事において、「今年のグラミー賞ノミネート曲の中にギターソロを含んだものがなかった」と書かれていたこと。 このことが「衝撃の事実!」みたいな感じで日Twitterで紹介されて、一家言ある方々がいろんな意見を表明したりしたという流れ。 全体として、ギターソロはもう時代遅れだよね…っていう論調が目立ったんだけど、実はニューヨーク・タイムズの元の記事においては、最近の曲にギターソロがないっていう話はマクラみたいな部分であって、それでもギターソロの役割は終わったわけではない!っていうのが全体の趣旨。 記事のタイトルからして、「なぜ我々はギターソロをやめられないのか?」だしね。 では、邦のギターソロ論争はなぜ誤読気味に盛り上がってしまったのか。 ギターソロ論争に必要な2つの観点

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  • J-POPが新聞を殺した - 森の掟

    紙の新聞を読む人が減り続けている 日新聞協会のデータによると、この20年で新聞の発行部数は3分の2になった。 20年前は一家に一紙かそれ以上とってたのに、今や新聞をとっている家は約半数。 新聞の発行部数と世帯数の推移|調査データ|日新聞協会 確かに、電車の中で新聞を読んでる人がもう全然いないよね。 世間話の入り口として「新聞で読んだんだけどさ」っていうのもなくなったし。 電車の中ではみんなスマホ見てるし、世間話の入り口はSNSやネットニュース。 今や紙の新聞はニュースソースじゃなく包装紙としての役割にシフトしつつある。 新聞紙 1束(15kg) 【引越・荷造の包装材・緩衝材として】 メディア: おそらく若い世代が購読しなくなったので、既存の読者である高齢者が亡くなるたびに新聞の部数が減っていってるんだろう。 もうかなり前から、新聞広告は定年退職後の豪華客船クルーズとか、いつまでも若々し

    J-POPが新聞を殺した - 森の掟
  • シティポップの最終防衛ラインが突破されるとき - 森の掟

    シティポップとは何か ここ数年日のシティポップが世界中で人気らしいという話が、ネットニュースなどを通じて一般レベルにまで伝わってきている。 単におもしろい社会現象としてだけでなく、いわゆる「日スゴイ」言説の一種としても受け入れられている感じもある。 また、国内でのシティポップ再評価は、自分が観測してきた限りでも10年以上前からあり、たとえば2011年のceroの1stアルバムについてはそのような語られ方をしていた。 ただ、これら一連のムーブメントにおいて、「シティポップ」という言葉が具体的にどのあたりのサウンドを指しているか、実は語ってる人によってバラバラなんですよね。 「シティポップ」という呼び名が出てくる前から、山下達郎のシュガー・ベイブとか、細野晴臣のティン・パン・アレイ周辺の再評価がゼロ年代にあって、その流れで大貫妙子や吉田美奈子や大滝詠一あたりがシティポップってイメージを個人

    シティポップの最終防衛ラインが突破されるとき - 森の掟
  • 「関ジャム 完全燃SHOW 若手アーティストが選ぶ最強平成ソング BEST30」から漏れてしまった「平成み」をリアルタイム世代が分析する - 森の掟

    2022年5月6日の『関ジャム 完全燃SHOW』ゴールデン2時間SPにおいて、「令和に活躍する若手アーティストが選ぶ最強平成ソング BEST30」が発表された。 ↑TVerで5月13日まで視聴可能 番組では、アイナ・ジ・エンド(BiSH)、井上苑子、Aimer、Awesome City Club、神はサイコロを振らない、syudou、ちゃんみな、Vaundy、ハラミちゃん、yama、緑黄色社会ら平均年齢25.8歳、いま大活躍中の若手人気アーティスト48名に一斉アンケートを実施。 平成の30年間にリリースされた膨大なJ-POP楽曲の中から“最強平成ソング”を選出してもらった。 という趣旨なので、リアルタイムに平成(特に初期)を過ごした世代の実感とはかなりかけ離れたベスト30が選出されており、お茶の間の大人たちに衝撃が走った。 その結果がこちら。 小渕官房長官が「平成」の額縁を掲げた瞬間から今

    「関ジャム 完全燃SHOW 若手アーティストが選ぶ最強平成ソング BEST30」から漏れてしまった「平成み」をリアルタイム世代が分析する - 森の掟
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