ブックマーク / m-kikuchi.hatenablog.com (9)

  • 『よつばと!』調査報告:スクリーントーンの使用傾向と変遷について - マンガLOG収蔵庫

    先月末、『よつばと!』最新14巻が発売となりました。 よつばと!(14) (電撃コミックス) 作者: あずまきよひこ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/04/28 メディア: コミック この商品を含むブログ (34件) を見る 【Amazon.co.jp限定】 「よつばと!」1-14巻セット【ダンボーBOX ver.3.0】 作者: あずまきよひこ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/05/03 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る 約2年5ヶ月ぶりの新刊となりますが、抜群の面白さでした。 よつばと周囲の人たちの日常を描いているだけのはずが、最高のエンターテインメントに昇華されているのは何故なのか、そんなことを考えてしまいますね。 会話の妙であるとか、間の取り方であるとか。 よつばの視点を通して見えてくる、これまで見えていなかった(或

    『よつばと!』調査報告:スクリーントーンの使用傾向と変遷について - マンガLOG収蔵庫
  • 『ハイスコアガール』新旧比較 - マンガLOG収蔵庫

    先日、『ハイスコアガール』の6巻が発売されました。 ハイスコアガール(6) (ビッグガンガンコミックススーパー) 作者: 押切蓮介出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2016/07/25メディア: コミックこの商品を含むブログ (14件) を見る SNKプレイモアとの諸々のトラブルならびに和解を経ての、実に2年7ヶ月ぶりの新刊となります。万感の思いといった趣がありました。 それに合わせて、絶版状態になっていた既刊1〜5巻に関しても、『ハイスコアガール CONTINUE』と改題されて同時発売。各巻に新規描き下ろしエピソードが収録されている他、加筆修正も加えられているとのこと。 そして気になってしまうのが、どのような加筆修正が加えられているのかという点です。そんな訳で、些か下世話なのかもしれませんが調べてみることにしました。 既刊箇所ではありますが内容にも少なからず触れますので

    『ハイスコアガール』新旧比較 - マンガLOG収蔵庫
  • ジャンプコミックス巻末の完結作品一覧はいつ消えたのか - マンガLOG収蔵庫

    『ニセコイ』の最新刊を読んだりしていた際、ふと思った訳です。 そういえば、一昔前のジャンプの単行巻末には、完結した作品の一覧みたいなやつが付いていたな。 必ず最初は宮ひろ志『赤龍王』だったよな。 「好評発売中」と書いていたけど、一度も書店で見たことないのがけっこうあったよな。*1 ゆでたまご先生の『お〜い!! マンガだよ〜ん』とか宮下あきらさんの『ばくだん』とか、タイトルのインパクトが強くて憶えているけどどんなマンガかまったく知らないな。 「坂口いく」って名前、あのページの常連ってイメージあるな。*2 同じと言わずとも、似たようなことを考えたことがある方はいるのではないかと思う次第。そしてそんな完結作品一覧、いつの間にか無くなっていた印象があるのですが、いつ頃なくなったのだろうか。 そんなことを、ふと思った訳です。 まぁ、実例を出せばこういうやつですね。(´ω`) *3 見ての通り、最

    ジャンプコミックス巻末の完結作品一覧はいつ消えたのか - マンガLOG収蔵庫
  • 対談:2014年のマンガを振り返ってみる - マンガLOG収蔵庫

    「オトコ編」と「オンナ編」という分類に無理が生じている気が M:先日発売されましたね、『このマンガがすごい!2015』。 このマンガがすごい! 2015 作者: 『このマンガがすごい!』編集部出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2014/12/10メディア: 単行この商品を含むブログ (8件) を見る K:これが出ると、あぁ年末だなって気分になるね。ランキング見て、どう思った? M:1位に関しては、オトコ編・オンナ編共に順当も順当って印象でした。まぁそうなるよね、と。内容的にも話題性といった点においても文句のつけようがない感じはします。強いて言えばオンナ編の1位、まぁ既に公開もされているので名前挙げてしまいますと『ちーちゃんはちょっと足りない』ですが、オンナ編なのかということですか。 ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!) 作者: 阿部共実出版社

    対談:2014年のマンガを振り返ってみる - マンガLOG収蔵庫
  • 『ハイスコアガール』:たった1つの単語に込められた、小春のあまりにも一途な想い - マンガLOG収蔵庫

    押切蓮介さんの『ハイスコアガール』が面白い。 最新刊4巻で、物語は更なる盛り上がりを見せてきた。 ハイスコアガール(4) (ビッグガンガンコミックススーパー) 作者:押切 蓮介発売日: 2013/06/25メディア: コミック まず、作品の概略に触れておく。 内容にかなり触れるので、ネタバレが苦手な方はご留意願いたい。 この作品の主役は、矢口ハルオという少年である。ハルオは勉強も運動も苦手だが、ゲームに賭ける情熱だけは並大抵のものではない。 折しも物語の始まりは1991年、日中を熱狂の渦に巻き込んだ格闘ゲーム『ストリートファイターII』が登場した年。ハルオもまたその渦に呑み込まれた一人であり、日々ゲームセンターに通っては腕を磨いていく。 そんな中、彼はとある凄腕ゲーマーと出逢う。その人物は、『ストII』で最弱キャラの評価が固まっているザンギエフ使いでありながら、圧倒的な技量で連戦連勝を重

    『ハイスコアガール』:たった1つの単語に込められた、小春のあまりにも一途な想い - マンガLOG収蔵庫
  • 『ヒストリエ』記事の予想外の反響と、著作権・引用に関する話 - マンガLOG収蔵庫

    今月1日に、岩明均『ヒストリエ』7巻のコマ割りに関しての記事を書きました。実質的に約1ヶ月ぶりの更新となりましたが、幸いにも幾つかブックマークされたりもして胸を撫で下ろした次第です。 当該記事:岩明均『ヒストリエ』7巻のコマ割りが味わい深い そして翌日は仕事だったのですが、休憩時間(18時頃)に何気なく自分のブログをチェックしてみたところ、同日15時頃から急激にアクセス数が伸びていました。その1時間だけで、平日の2〜3日分のアクセス数です。いったい何事かと twitter でつぶやいてみたところ、上記記事に関して、あまりにも予想外の展開が起こっていたことが幾つもの返信から判ってきました。 以下、大雑把にその動きをまとめてみます。 まず起点となったのは、自分が辿った限りではこちらです。 *1 「MC☆あくしず」等でマンガを描いておられる、松田未来さんのツイート。 職のマンガ家の方に言及され

  • 「初カキコ...ども...」の元ネタは存在するのか、実際に調べてみた② - マンガLOG収蔵庫

    先日、2chの有名な書き込み「初カキコ...ども...」の元ネタはほんとうに存在するのか、それを軽く調べた記事をアップしたところ、予想以上に大きな反響を戴きました。 「無駄だと思う」「徒労に終わりそう」みたいなコメントも見受けられたものの、仮に元ツイートが捏造・デマの類だったとしても調査することでその事実が明らかになりますし、それ以前に調査することじたいが案外愉しかったりしますので、何かピントの外れたこと言っているな、というのが率直な感想です。٩( 'ω' )و 全体的には好意的なご意見が多かった気がしますので、ありがたい限りです。また、追加調査に期待している旨のコメントも複数見受けられました。なので、 View this post on Instagram A post shared by Instagram糧庫 (@camelmk) ちょっとだけ時間がありそうだったので、また行ってき

    「初カキコ...ども...」の元ネタは存在するのか、実際に調べてみた② - マンガLOG収蔵庫
  • 「初カキコ...ども...」の元ネタは存在するのか、実際に調べてみた① - マンガLOG収蔵庫

    先日(3日)、話題になったツイートがありました。 10年前の12月3日に、2ch(今だと5chですか)に投下された「初カキコ...ども...」という文言から始まる書き込み。強烈なインパクトを持つ文体と身悶えしたくなる内容故に、伝説的書き込みのひとつとして現在に伝わっています。 そして一昨日(つまり初カキコからちょうど10年後)、その書き込みをした(と自称する)人物が twitter で連続ツイートを行い、その「初カキコ...ども...」から始まる一連の書き込みは、今から30年くらい前の「りぼん」に掲載された読切作品のパロディなのだ、と語った訳です。 当該アカウントは既に削除されたようなのですが、主張するところによると 『星の瞳のシルエット』連載開始間もない時期の「りぼん」に掲載された読切 「りぼん」増刊号かもしれない ヤンキー系の転入生が自己紹介をする台詞のパロディである 書き込みが切れ切

    「初カキコ...ども...」の元ネタは存在するのか、実際に調べてみた① - マンガLOG収蔵庫
  • スマートフォンでマンガを読む時代における「見開き」の表現について:『怪獣8号』の事例 - マンガLOG収蔵庫

    昨年始め頃まで、マンガを読む際は紙の単行kindle電子書籍を購入するかして読むのがメインだったのですが、ここ1年弱はスマートフォンにアプリを入れて読む機会が増えてきました。 とは言っても、主に使っているのは「ジャンプ+」で、それ以外はあまり使っていないのが現状ではあるのですが。( ´∀`;) 少年ジャンプ+ 人気漫画が読める雑誌アプリ SHUEISHA Inc. ブック 無料 誌の定期購読をしつつ、「ジャンプ+」オリジナルの連載を曜日ごとに幾つか読んでいる、といった感じです。更新が楽しみにしている作品も少なからずありますね。『SPY×FAMILY』とか、連載は完結を迎えましたがアニメ化も決定した『地獄楽』とか。 そんな作品のひとつに、松直也さんの『怪獣8号』があります。 怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:松直也 発売日: 2020/12/04 メデ

    スマートフォンでマンガを読む時代における「見開き」の表現について:『怪獣8号』の事例 - マンガLOG収蔵庫
  • 1