ブックマーク / note.com/caffelover (21)

  • Mr.都市伝説関暁夫氏や徳政令候補に外山恒一氏も参戦〜都知事選の熱い夏〜|雨宮純

    2024年、熱い夏が始まった6月20日に告示日を迎えた2024年東京都知事選挙は、前代未聞の立候補者数(56人)や過激な選挙ポスターを巡る騒動、大量擁立によって確保した掲示板区画の販売とも取れる手法の是非など、およそ主要な候補や政策とは別筋の話題が注目の的となりながら始まった。 選挙の告示日は、候補者だけではなく、それを追いかけるウォッチャーや選挙ファンへにとっても行動開始の合図である。ウォッチャーや選挙好きにとって大規模選挙は待ちに待った一大イベントであり、届け出の瞬間や街頭での第一声に立ち会うため、告示日当日は様々な選挙好きが動き出す(勿論告示日前から動いている人もいるが)様子を見ることができた。 候補者と共に動くウォッチャーもまた、選挙戦の風物詩である。多数ある選挙の中でも東京都知事選では国政選挙並みの視線が全国から一か所に集中するため、独特の魅力を放つ。4年に一度(といっても小池百

    Mr.都市伝説関暁夫氏や徳政令候補に外山恒一氏も参戦〜都知事選の熱い夏〜|雨宮純
  • ニュース風まとめアカウントの過去から見えてくるもの|雨宮純

    X(旧Twitter)を使っていて、ニュースサイトのような体裁を取るまとめサイトの投稿が流れてきたことはないだろうか。例えば下記のようなアカウントがそれである。 これらのアカウントは一見ニュースサイトに見えるものの、実態はXや5chのまとめサイトであり、不正確なニュースや反ワクチン、移民排斥を煽るような投稿を行っていることも多い。多数のフォロワーを抱えるだけにその拡散力は侮れない存在となっている。 筆者はこれらのアカウントを見ているうち、あることに気付いた。他のアカウントが2019年以降に開設されている中、以下のアカウントのみ作成時期が古いのである。 2012年に作成されている。チャールズ国王死亡デマも拡散そこで筆者は、その過去から何か探れないかと考えた。このアカウントがニュース投稿を始めたのは2023年の2月25日からと最近で、残念ながらそれ以前の投稿は見当たらなかった。 最初期のニュー

    ニュース風まとめアカウントの過去から見えてくるもの|雨宮純
  • アンミカさん出演『どん兵衛』CMへのバッシングについて ※アンミカさんは吉岡里帆さんの後任ではない|雨宮純

    ここ数日、X(旧Twitter)のトレンド欄に「アンミカ」「どん兵衛」といったワードがトレンド入りし、さらには「不買運動」というトレンドワードも見られるようになった。12月7日、8日には筆者の観察用TLにも流れるようになり、さらにはYahoo!ニュースでも見かけるようになってきたため、気になった筆者はこの状況に関する経緯を見てみることにした。 12月6日 11:00 アンミカさん出演CMが公開されるこのトレンドは、日清の即席麺『どん兵衛』の新CMに対する反応から生まれたものだ。2023年12月6日、アンミカさんが出演する新CMが公開された(前日の5日にはそれを予想させるような投稿が行われていた)。 12月6日 午後 早くも「不法入国」「密入国」に言及するリプライが登場アンミカさんに対してのバッシングが発生するのは早かった。0時54分には早くも不法入国や密入国に言及する投稿が発生し、どん兵衛

    アンミカさん出演『どん兵衛』CMへのバッシングについて ※アンミカさんは吉岡里帆さんの後任ではない|雨宮純
  • 運転免許証をレンチンする人たち|雨宮純

    9月7日、筆者の観察用TLに信じられないような投稿が流れてきた。運転免許証を更新し、帰ってすぐに電子レンジで加熱(レンチン)したというのである。それに追随するアカウントも現れていた。 レンチンどころではなく破壊している監視を疑っていることから、この人物はICチップによって監視されるのを防ぐため、電子レンジで破壊を試みたものと推察される。陰謀論の世界でよく見る電子レンジ有害説は支持していないのかが気になるところだが、それ以前にせっかく監視を逃れた証拠をX(旧Twitter)に投稿している時点で一貫性はないに等しく、陰謀論者に整合性を求めてはいけない(指摘したところで、「その思考が闇側なのだ」などと言い訳されるだけである)。 また、そんなに不安であればスマホを捨て、免許証を返納してしまえば良いのではないかと考える人もいるだろうが、そうしないところに邦陰謀論者の根性のなさが表れている。その時そ

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  • 陰謀論基礎問題50(問題編)|雨宮純

    先日行われた山太郎氏の集会(山太郎とおしゃべり会@福島県郡山市、2023年9月4日)で、陰謀論者と見られる人物が質問したことが一部で話題になっていた。 他にも質問したい人が大勢いるだろう中、延々とマイクを握って陰謀論を連発し、山太郎氏をイルミナティ呼ばわりする姿は顰蹙を買っていた。一方筆者として気に掛かったのは、この人物が陰謀論の基礎事項である、イルミナティや人工地震について説明を求められても適切に答えられていなかったことであり、陰謀論に対しては批判的なスタンスの筆者もこれには「もっと愛を持って陰謀論に向き合って欲しい」と思ってしまった(勿論、愛があったとしてもルール無視の行動が肯定されるわけではない)。 そこで筆者は、陰謀論者なら知っておいてもらいたい事項についてひとまず50の問題を作成した(折角なので今更ながらに書いておくと、筆者は昨年11月に行われ、鈴木エイト氏、能町みね子氏、

    陰謀論基礎問題50(問題編)|雨宮純
  • 高知のサッカークラブとスポンサー契約した一般社団法人について|雨宮純

    その店のグーグルページを見ると、評価が真っ二つに分かれており興味深い。 QFS:衛星軌道上の量子コンピュータによって実現すると言われる金融システムで、これが実現した暁には特定の外貨や金属が暴騰するとされる「天皇陛下は物ではない」また、この社団法人の代表であるN氏は以前から陰謀論を吹聴して信者を囲い込んでおり、「天皇陛下は物ではない」という偽天皇陰謀論(陰謀論の世界では定番で、大抵は明治天皇がすり替えられていたということになっている)を話していた形跡があった。その団体と契約した高知のサッカークラブが天皇杯に出場予定だったことから、「このような団体と契約しながら天皇杯に出場するとは、不敬ではないか」と批判されたのである。

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  • 2023年7月31日に地球は滅亡せず。その時信者は...|雨宮純

    6月に記事にした通り、『秘密のたからばこ』という予言の書では、2023年7月に地球が滅亡することになっていた。 その根拠はノストラダムスで、恐怖の大王の正体は彗星・ブラックホール(彗星とブラックホールが同一物体という設定になっている)とされている。 彗星かつブラックホールという設定筆者のほうは7月31日夜に「人類滅亡!?カウントダウンスペース」をやって楽しんでいたが(黒ドラネコさんや藤倉善郎さんも参加され大変盛り上がった)、「アンチのせいで地球が滅亡する」「時間はもう残されていない」などと強く終末を訴えていた信者たちは、外れた瞬間どうしたのだろうか。 予想通りの展開外れた後の展開について、筆者は次のパターンを想定していた。 教祖がアカウント群を消滅させ、活動を終わらせる 「危ない危ない、もう少しで滅びるところだった」と自分達が救ったことにする 「この世界線では滅びていないが、別の世界線で

    2023年7月31日に地球は滅亡せず。その時信者は...|雨宮純
  • 中古車販売業者B、遊覧船S、飲料企業Hを繋ぐもの|雨宮純

    中古車販売業者Bの組織風土2023年7月25日。とある中古車買取・販売業者が記者会見を行い、その場で社長の辞任が発表された。昨今巷を騒がせている、保険金不正請求問題を受けての対応である。

    中古車販売業者B、遊覧船S、飲料企業Hを繋ぐもの|雨宮純
  • インスタにいいねするバイトのグループが荒れた日|雨宮純

    (全文無料) まず、一枚のスクリーンショットを見てもらいたい。 これは、インフルエンサーのInstagramやTwitterをフォローしたり、「いいね」するバイトのオープンチャットである。このグループで一体何が起こったのだろうか。順を追って記載したい。 きっかけは偽のお金配りアカウント筆者がこのグループに潜入したきっかけは、とある(偽の)お金配りアカウントのDMだった。DMの送り主と同名のお金配りアカウントが存在しており、IDの末尾が異なっている。このことから、それ自体の存在が怪しいお金配りアカウントの、さらに偽物と考えられた(同一主体が偽物も運営しているのか、別人がなりすまし行為をしているのかは不明)。 同名のお金配りアカウントが存在することから偽物と推測される記載されているLINEリンクをタップすると、AIで生成されたと思われる画像をアイコンにしたアカウントがヒットした。ともだち登録を

    インスタにいいねするバイトのグループが荒れた日|雨宮純
  • 封印された?「そしじ」の謎|雨宮純

    筆者のTLに、最近よく流れるようになってきた文字がある。 ウ冠に神と主で、「そしじ」と読むとされる文字である。 「GHQに潰された文字」とされ、確かに筆者の手元にある漢和辞典にも記載がなかった。一方、下記のツイートのように「『宗』『主』『神』を合わせた造語」として紹介されることもある。このツイートでは、直後に「古くからあった漢字」と言われており、一文の中で矛盾が生じているが、そんなことを気にしていては陰謀論界ではやっていけない。果たしてこの「そしじ」は、どこからやって来たのだろうか。 〜2010年頃:造語として紹介されている現在では情報が溢れてしまっている「そしじ」だが、時系列を遡っていくと騒がれ始めたのは2020年代であり、それ以前にはほとんど情報がなかったことが分かる。最初期の例としては2006年に書家のブログで紹介されていた。ここでは「実在する文字ではない」「造語というか、作られたも

    封印された?「そしじ」の謎|雨宮純
  • 雨宮純が選ぶ、2022年の陰謀論トップ10(前編)|雨宮純|note

    2022年は神真都Qに参政党と、陰謀論絡みの団体が勃興し世間を驚かせる中、様々な陰謀論が流行した。2023年最初の記事では、日頃陰謀論をウォッチしている筆者にとって印象深かった2022年の陰謀論を紹介する。 10位. 新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができるが、これは人工寄生虫である「新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができる」という海外の陰謀論が輸入され拡散。元は一人のエンバーマーが主張したもので、そもそも根拠になっている遺体にワクチン接種記録がないことや、一般的に死後見られる血栓と見分けがつかないことから既に否定されている。 10月25日頃から「新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができる」という怪情報が出回り、1,000RTを超えるツイートも出ていますが、これは既に海外のファクトチェックで否定されています。https://t.co/EaiKyAUa8h pic.twitter.

    雨宮純が選ぶ、2022年の陰謀論トップ10(前編)|雨宮純|note
  • 書評:妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。~マルチ商法とニセ医学とスピリチュアルと陰謀論と~|雨宮純

    ズュータンさんが書籍を刊行されたとのことで、早速購入して読んだ。 ズュータンさんはnoteでマルチ商法被害者の声を連載している。その中に「環境」被害者も含まれていたことから、筆者も勧誘を受けていた当時から記事を拝読していた。このようなテーマの内容が書籍化されるのは、実際に時間と大金を失ってしまった声を聞いている身からすると、大変に意義のあることだと思う。 ・マインドコントロール手法を駆使し会員を染め上げるマルチ商法書は前半がズュータンさんの実体験、後半が被害者の体験を元にした記事となっている。 この、ズュータンさんの実体験が想像以上に凄惨なものであった。きっかけは何と民生委員。民生委員の女性と「白砂糖は麻薬である」「薬はリスクである」「農薬まみれの野菜を買ってはいけない」といった「自然派」な話題で意気投合したのをきっかけに、奥さんは疑似科学やニセ医学にハマってしまう。「経皮毒」や「布おむ

    書評:妻がマルチ商法にハマって家庭崩壊した僕の話。~マルチ商法とニセ医学とスピリチュアルと陰謀論と~|雨宮純
  • 「参政党!」コールに1万人以上が熱狂~参政党の熱い夜~(2022.7.9)|雨宮純

    (全文無料) 2022年7月9日、第26回参院選の選挙期間最終日となるこの日の夕方、筆者は芝公園にいた。今回選挙の台風の目とも言われた、参政党のマイク納めを取材するためである。 筆者はこの党の事務局長である神谷宗幣氏を、2年ほど前に起こったばら撒くチャー騒動(バクチャーという黒い粉(正体は水質浄化剤)を無許可で全国の水場にばらまく、2万人規模の集団が発生するという怪事)がきっかけで知っており(※参政党がこの運動を主導しているわけではない)、また神真都Qのオープンチャットでも参政党支持の投稿を見かけるようになったことから注目していた。 このため筆者は公示前から参政党の街宣に足を運び、首都圏候補者の声を聞いてきた。他のウォッチャーが天命党や日第一党もウォッチ対象にする中、筆者はその対象をほぼ参政党に絞り、投票日が近付くと共に増える支持者の数と高まる熱気を肌で感じてきた。当然ながら主な候補

    「参政党!」コールに1万人以上が熱狂~参政党の熱い夜~(2022.7.9)|雨宮純
  • 「スクリーンショットを撮るだけで1日5万円もらえる」という話に応募してみた|雨宮純

    (全文無料) 前回の記事では「頻繁に届く定型文DMは相手にしない」と書いたが、その後改めてスパムDMを確認すると、やはり「Amazonで〇〇円」というパターンのDMが多く送られてきていることに気付いた。あまりに多く届くこのパターンのDMも、改めて見ると今さらながらに少し関心が出てくる。そこで一度、このDMの相手をしてみることにした。 怪しい日語で届いた「Amazon事業者の売上増加とコミッション支援」筆者が受信したDMはこれである。途中で切れる文章や語尾の混在、「商人をほめる。」といった不自然な言い回しが、何ともいえない怪しさを醸し出している。 DMにはLINEのIDが記載されており、それを検索するとPayPayをアイコン画像にしたアカウントがヒットした。 このアカウントをLINE友達に追加すると、「スクリーンショットを撮るだけの仕事」と言われ、PayPayの画面を要求される。 勿論、

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  • マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~|雨宮純

    マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~ 全体の目次とあらすじはこちら 長いシリーズになるので概要: このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである! この件をベースにした小説:マルチ商法女と戦っていたら、もっととんでもないものと戦うことになってしまった件 著者の属性: 九州出身のコスプレイヤー。小学生の頃からのオカルトマニア、新興宗教マニアで、特に小学生の頃オウム真理教ごっこにハマる。さらに黎明期インターネットサブカルにハマったため、極左暴力集団、暴力団、ドラッグ、悪徳商法などのサブカル・アングラネタはほぼカバー。このため「サブカル」と「サブカルチャー」は違う派

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  • QPhoneを産んだ詐欺師たちの神話(前編)|雨宮純

    筆者の属性や活動内容についてはこちら ドナルド・トランプが使っていると言われる謎のスマホ、QPhone筆者は神真都Qヤマトキューの活動を追いかけているが、この団体は動きが早い上、主な活動の場であるLINEオープンチャットが47都道府県+α(複数存在している都道府県あり)と大量に存在するため全ての活動・事案を把握するのは不可能である。このため自身でもいくつかのオープンチャットを見つつ、Twitterのウォッチャー陣の投稿も参考にしている。 先日もTwitterを眺めていたところ、神真都Qのリーダーであるイチベイが、「ドナルド・トランプが使っている新型スマートフォン」として「QPhone」なるものを紹介していることが分かった。 イチベイさんまたさらっと嘘つきましたね??wwwww ( 続きます )#神真都Q pic.twitter.com/L4og7LiiBo — よめちゃん(⚈ ̍̑⚈͜ ̍

    QPhoneを産んだ詐欺師たちの神話(前編)|雨宮純
  • 反ワクチン団体が仕掛けるスマホビジネス|雨宮純

    いつの間にか社団法人の傘下に入っていた反ワクチン団体6月の終わり頃、ウォッチャー仲間から「陰謀論界隈で謎のスマホが発売されている」という情報が入った。 この「ノーシープフォン」(これ自体については後述する)について調べていた筆者は、とある反ワクチン団体が思わぬ展開を迎えていたことを知った。いつの間にか、「日と子どもの未来を考える会」(ニコミ会)が、「一般社団法人ノーシープ」の傘下に入っていたのである。 ニコミ会といえば、新型コロナワクチンや感染対策に反対する世界同日デモの日開催を行うことで有名な反ワクチン団体で、かつての活動報告もデモが中心だった。 ※世界同日デモの発起人はドイツの団体で、ニコミ会はそれに同調して日版を開催している。 ところが最近では、ノーシープフォンや「チップチェッカー」(後述)の活動が目立つ。これらは一体何なのだろうか。 ノーシープフォンの正体一般社団法人ノーシー

    反ワクチン団体が仕掛けるスマホビジネス|雨宮純
  • コオロギ騒動の経緯に見る、発信側のミスと、不安・不満を利用するアカウントたち|雨宮純

    筆者の属性や活動内容はこちら (全文無料) コオロギが世間を騒がせている。特にコオロギに反発する声の高まりは大量の非難を生んでおり、授業の一環で試を行った高校にはクレームの電話が大量に寄せられ、コオロギパウダーを配合したパンを通販限定で販売したPasco(敷島製パン)と提携しているFUTURENAUTはバッシングの高まりに法的措置も検討している。 反コオロギ感情は一部のハードコアな陰謀論界隈では以前から共有されていたが、現在では数百万人ものフォロワーを抱えるインフルエンサーも言及するに至り、陰謀論や尖った思想とはほぼ無縁と言えるような一般層にも波及している。 ここに至るまでに、どのような出来事があったのだろうか。2022年6月頃から今年の3月時点までに起きたコオロギ関連の騒ぎをまとめたい。3月3日に行った一連のツイートでは「コオロギべない連合」までをまとめていたため、ここではそれ以降

    コオロギ騒動の経緯に見る、発信側のミスと、不安・不満を利用するアカウントたち|雨宮純
  • 世界線を移動する陰謀論者たち|雨宮純

    執筆者の属性、活動内容についてはこちら 何故か反ワクチンデモに紛れ込む、「ピカチュウの尻尾の先の色は何色?」先日筆者も取材した神真都Qデモは1月23日にも行われ、多数の画像がSNSにアップロードされていた。その中で、札幌で撮影された集合写真に何故か「ピカチュウの尻尾の先の色は何色?スマホで検索」と書かれたプラカードが掲げられていたため話題になっていた。 反ワクチンデモのプラカードに、なぜピカチュウの話題が書かれているのだろうか? このツイートの反応の中には、「面白がって参加した愉快犯によるものではないか」と言う人もいたがそうではない。このプラカードを掲げている人物は恐らく真面目に主張している。 結論から言うと、これは「世界線の移動」に気づいてもらうためのものだ。 一体何を言っているのか分からない人がほとんどと思うので、順を追って説明していく。 事実とは異なる記憶 - マンデラエフェクト先ほ

    世界線を移動する陰謀論者たち|雨宮純
  • ジョン・タイターとは何だったのか|雨宮純

    2036年からやってきたタイムトラベラー2000年11月2日、オカルト好きが集まるTimeTravelInstituteというサイトの掲示板に、タイムマシンの実現と写真の所持を主張するアカウントが現れた。 最初の投稿のアーカイブこの投稿こそ、ジョン・タイター(当初のハンドルネームはTimeTravel_0)がインターネットに登場した瞬間であった(出所は匿名の人物ではあるが、2000年10月14日深夜のIRCログも存在しており、こちらが初出とされることもある)。タイターは2036年からやってきたと自称し、この時代にやってきた理由や予言を語ると共に、それらしい画像も投稿した。 これはネットユーザーたちの興味を惹き、まとめサイトが作られると共に超常現象や陰謀論で人気のラジオ番組でも特集され(前の記事でも登場したCoast to Coast AMである)、書籍(John Titor: A Time

    ジョン・タイターとは何だったのか|雨宮純