このとき、測定値の標本平均は$$\bar{T}=\frac{1}{N}\sum_iT_i=2.00\,\text{s}$$、標本不偏分散は$$s^2=\frac{1}{N-1}\sum_i(T_i-\bar{T})^2=1\times10^{-3}\,\text{s}^2$$、標準不確かさ6をタイプA評価すると、$$\frac{s}{\sqrt{N}}=1\times10^{-2}\,\text{s}$$である(ただし以下$N=10$)。学生がこの実験レポートを書くとき、こう記述することになるだろう。 $$T=2.00(1)\,\text{s}$$ 数理モデルの世界 このとき、次のような数理モデルを考える。 仮定0 :$x_1,\dots,x_N$は平均$\mu$の独立同分布に従う確率変数の実現値である。 仮定1 :$x_1,\dots,x_N$が従う分布は正規分布である。 仮定2 :$N