ブックマーク / thir.hatenadiary.org (10)

  • てんかん患者からの免許はく奪はより深い意味を持つ - Thirのノート

    ちょうど一年前、私はてんかん患者の社会的地位についてなぜ彼はクレーンに乗らなくてはならなかったのか - Thirのノートにて記した。 そして今回の事件においては、てんかん患者への運転免許取得規制が格的に議論されようとしている。はっきり言って、私はこの規制に断固反対である。それが事件の被害者を侮蔑した行為であるとののしられてもまったく構わない。というのも、免許規制はてんかん患者にとって単なる「運転ができなくなる」以上の意味を持っており、それは彼らの社会的地位をさらに差別に晒すものであることは間違いないためである。 なお、てんかんと免許の「安全性」については、先のクレーン事故と織り交ぜて語られているhttp://ameblo.jp/moonsun3/entry-11220131531.htmlに詳しい。 「クローズ」——仮面をかぶる生き方 てんかんに限らず、慢性精神疾患やエイズなど告知によっ

    てんかん患者からの免許はく奪はより深い意味を持つ - Thirのノート
  • なぜ彼はクレーンに乗らなくてはならなかったのか - Thirのノート

    先日、栃木県にて、クレーン車が暴走し通学途中の小学生をはね死亡させてしまった事故があった。もちろん加害者を擁護することは出来ない。彼はてんかんを持っていた。そして以前にも「未遂」を起こし、かつ薬の服用を怠ったがためにこの事件は起きてしまった。報道の通り薬を飲み忘れたがゆえにこのような事故が起こってしまったのであれば、これは完全に彼の責任であると私は思う。しかし、多くの人がそれでも思うことは、「では、何故彼はクレーンに乗ることを選択したのか?」ということであろう。この事故に関連し、id:goldhead氏は、俺はたまたま子供を6人轢き殺していないだけ - 関内関外日記において、SASを患っているという観点から記事を書いていえる。その中で、次のような文章が目にとまった。 だから俺は、クレーン車で6人の子供を死なせてしまったやつのことを考えずにはいられない。彼が症状をおさえる薬を飲んでいなかった

    なぜ彼はクレーンに乗らなくてはならなかったのか - Thirのノート
  • 「意識の高い学生」とは何か、その意義と批判 #maspla - Thirのノート

    ※エントリを二つ書きましたが、ここに統合し以前のものは削除いたしました。 3月6日日曜日に、新宿ロフトプラスワンと高田馬場10°Cafeにおいて、「マスタープラン」と題された学生の学生による「朝まで生テレビ」が行われた。第一部は友人の家でぼーっと眺めていたのだが、第二部については面白そうなので高田馬場まで出向いて、そのまま「第三部」、すなわち単なる飲み会にまで参加して帰って行った。おそらく、「マスタープラン」という存在に対して否定的な価値観を持ってその場に臨み、かつある程度ほかの参加者とも会話を交わした人間は僕一人だけだったのではないかと思う。中には僕の存在に気分を害したパネリストもいただろう。 原稿においては、主に「マスタープラン」という催しにかこつけて僕の「意識の高い学生」論を披露することになる。よって、「マスタープラン」の出来不出来に関する議論を求めている方にとっては、少々味気ない

    「意識の高い学生」とは何か、その意義と批判 #maspla - Thirのノート
  • 「dig-na」の『失敗』から学ぶべきこと、教えるべきこと - Thirのノート

    反省した方がいい。もちろん、それは@umeken氏のことではない。氏を誑かした、起業を無条件に礼賛しているようにみえる学生や大人たちのことである。 事の経緯を一応説明しておく。「スーパー高校生」であり、「デジタルネイティブ世代の筆頭株」であった@umeken氏が、仲間の高校生を誘って起業することになった。ほどなくして社名は「dig-na」に決定され、昨日、「株式会社ディグナ - 想像を、創造に。」が公開された。しかし、その内容がスパムまがいの行為である点や、あるいはサイトデザインの点からTwitter上で大きな批判を浴びた、ということである。 会社を設立するうえで、イメージや評判の低下は、由々しき事態である。インターネットをメインに営業活動を行う企業にとって、そこでのイメージダウンは業績の低下と瞬時に結びつく。いわば彼は、彼の愛したTwitterによって出鼻をくじかられた形だ。これを失敗と

    「dig-na」の『失敗』から学ぶべきこと、教えるべきこと - Thirのノート
  • 生活保護は今のままでいい - Thirのノート

    テレ朝が生活保護を強烈に非難【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】 『生活保護受給者は人生勝ち組』 支給金でギャンブル三昧、働く必要がない:ニュー速VIPブログ(`・ω・´) 2ちゃんねるTwitter等を少し見れば明らかなように、我々が思う以上に多くの人間が、「生活保護は『改革』した方が良い」と訴えている。彼らは決まって「生活保護は弱者救済のためではなく不正受給の温床になっており、またケースワーカーや役所の対応の悪さから当に必要な人に渡っていない」という主張から、転じて「生活保護は贅沢だ、今すぐ廃止するか現物支給に切り替えるべきだ」という事を平気で口走ってしまう。もちろん、今の生活保護に問題がないとは言わない。だが、役所の対応や不正受給の根絶を訴えるのと、「現物支給で良い」と言い切ってしまうことの間には、想像以上に巨大な溝が存在する。つまり前者は生活保護という基盤を認

    生活保護は今のままでいい - Thirのノート
  • 「女。京大生。」騒動について一言。 - Thirのノート

    http://d.hatena.ne.jp/iammg/20080730/1217359666 女。京大生からはそうみえているのか - 雑種路線でいこう 404 Blog Not Found:学校ってバカを治療してくれんのか*1 http://d.hatena.ne.jp/iammg/20080730/1217439217 はてなブックマーク - 没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たちー - 女。京大生の日記。 はてなブックマーク - 女。京大生からはそうみえているのか - 雑種路線でいこう はてなブックマーク - 404 Blog Not Found:学校ってバカを治療してくれんのか はてなブックマーク - 弾氏への応答 - 女。京大生の日記。 1のエントリ内容については、個人的に疑問に思ってしまう部分が数多く存在しますが、経験が多数例なのか少数例なのか、レギュ

    「女。京大生。」騒動について一言。 - Thirのノート
  • 本当に「ゆとり教育に伴う思考力の低下」が原因なのだろうか? - Thirのノート

    工業化学科の1学年は235人。従来、私の授業では1割程度が単位を落としていました。ところが、現在の3年生から急に4割ほどの学生が単位を落とすようになりました。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080825/168719/?P=1 さて、引用元ではこれが「ゆとり教育で思考力が低下したのせい」だと言う話になっているのですが、では、実際に「ゆとり教育」という姿勢それ自体が間違っていると結論づけるのは、些か早計すぎる気がします。まさかこれだけの懸念している教授が初歩的な部分で誤認をするとは思えないため、以下のことが実際に当たっているかは全く分からないのですが(それこそ京都大学に在学しており、なおかつゆとり教育とそれ以前の端境期を生きているid:iammg氏に検証していただきたいのですが)、実際に私の身に起こった事実も思い出しながら、少

    本当に「ゆとり教育に伴う思考力の低下」が原因なのだろうか? - Thirのノート
  • あのー、それ、普通にいじめなんですけど - Thirのノート

    ニコニコ大会議であった例の件について。例の件について存じない方は、とりあえず「2008-07-04」を読んでくださいな。 いじめの構造 いじめというのは、ある一人の人物を他の大多数の人間が「見下す」ことで、虐める側の人間が「虐める側」としての共通意識・仲間意識を持つものである。つまり、虐める側は虐められる一人の人間を「外部」として定義することで初めて集団性・内部性を保つことに成功するのである。 ここで出てくるのが、「生け贄にされた一人」の問題である。いじめの構造上、彼は彼が有している感情の如何に問わずその集団の外にはじき出されている。いじめについては他にも様々な問題があるが、ひとまず「集団の内部と外部」という構造が見て取れる点だけを、今回は問題としてみる*1。 さて、ここで件のエントリに戻る。 ニコニコ大会議の場合 衝撃を受けた。すごい。すごいことだ。 あまりにも斬新すぎるコミュニケーショ

    あのー、それ、普通にいじめなんですけど - Thirのノート
  • 馬鹿なのはゆとり世代じゃなくて - Thirのノート

    こんなことを言わなくてはならないのは当にばかげていると思うのだけれど、どうも未だに「ゆとり世代はこれだから」で昭和61年生まれ以降を無批判に叩こうとする人がいるようなので、ここで一度書いておくことにする。 馬鹿な若者というのは、今更ここで言うまでもなくいつの時代にも一定数いたものである。説明書を読もうとしない人間も、不満ばかり垂れ流す人間も、あるいは飲酒喫煙を自慢したり、犯罪自慢をする人間だって、さらには中二病的な諸事象も、別に今の時代になって突然現れたわけじゃあない。昔からそういう人間はいるし、それは人間古来の欲求から来る衝動なのだから、存在しないはずがないのである。 かつて、若者のさしたる行動は、社会から隔絶され閉じられた学生特有のコミュニティ空間のみで共有されるものであり、「学生」間での出来事は大人達の構成する「社会」によって具体的に認知されるものではなかった。学生による行為は、そ

    馬鹿なのはゆとり世代じゃなくて - Thirのノート
  • 学校裏サイト問題の本質は「いじめ」問題であることを、ほとんどの人が認識していない - Thirのノート

    どうも最近「学校裏サイト」の話題が白熱しているが、多くの人は「学校裏サイト」なるものが「パケット定額」等におされて突然現れてきた物だと勘違いしている。そんな馬鹿な。*1 学校裏サイトは突然出てきた訳ではない。まず最初に起こったのは、インターネット上に生徒のコミュニティが出来てきたこと、だ。つまり現実世界における生徒達のコミュニティが、携帯電話の普及やら何やらでインターネット上にも延長するようになったのである。つまり彼らは「仲良しグループ」をそのまま移植させた形のウェブサイトを作り、そこにある掲示板で、学校で行われている日常会話を自宅でも楽しんだのである。 いじめというのは突発的に起こる。なぜだか分からないけど起こる。だからいじめ問題というのは解決が難しいし、長い間社会問題になっている。現実社会におけるコミュニティがインターネット上に延長されるようになったということは、現実で起きたいじめはネ

    学校裏サイト問題の本質は「いじめ」問題であることを、ほとんどの人が認識していない - Thirのノート
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