この記事は、『UNIX Magazine』2003年9月号(2003年8月18日発売)に掲載された同名記事の初稿(著者から編集部に提出したもの)を元に、Web掲載用に一部を修正したものです。10年以上前に執筆したものなので、現在のUNIXを取り巻く環境とは色々と異なることがありますが、プログラミングに対する心構えとしては現在でも通用するものと思い、再掲してみることにしました。 ・・・・・・・・・・ デバイスドライバの開発においては、一発完動プログラミング の実践が本質的に重要であり、それがまたデバッグ段階での作業量にも大きく関係してくることは、前回述べた通りである。多くのプログラマが一発完動プログラミングを習得していてくれれば良いのだが、少なくとも筆者の見る限り、一発完動プログラミングを習得しているプログラマの割合は、年々どんどん減っているように思える。 一発完動プログラミングが習得されな