やまっくりご飯と贅沢ジャスミン 田舎に暮らしてよかったことは、やっぱり季節が感じられること。 野菜に困らない。 都会に暮らしていた頃は、あまり意識してなかった“旬”をめちゃくちゃ感じる。 わんこの散歩に出かけると、そこら中で野菜をいただく。 『いちじく食べるー?』『びわ食べますかー?』『スイカ食べるー?』と声をかけられて畑でいただくことも多い。 昨日ご近所さんに山栗をいただいた。 『やまっくり、食べるー?』 山栗のかわいい呼び方。 茹でて食べると、なんだか素朴な味。特別甘いことはないけれど、やさしい味。滋味深いって正直どういうことかわからないけれど、こういうことのような気がする。 茹でてから栗ご飯にして、見映えはよくないその炊き立てをぱくり。 口の中に秋が襲ってきた。 あー、なんか舌で季節を感じるって贅沢。 そして今日も大きめの袋をバッグに忍ばせてわんこのお散歩に出かける。