ランズデールと聞いて、みなさん思い浮かべるのはアメリカ探偵作家クラブ長篇賞受賞の『ボトムズ』? それともノワールな『テキサス・ナイトランナーズ』やSFの『モンスター・ドライヴイン』ですか? アメリカ・ホラー作家協会の共同設立者のひとりであり、自身もブラム・ストーカー賞を何度も受賞、今週開催されるコンベンションでは生涯功労賞を受賞するそうですから、まっさきにそちらを連想する人もいそう。 でも、多彩なランズデール作品のなかでもハップ&レナードのコンビが主役のシリーズを挙げる人も少なくないのでは。もうですね、南部ホラ話的設定が効いたふたりの本音トークが素敵なシリーズで。去年、シンジケート後援の読書会で『罪深き誘惑のマンボ』が課題になったときに、あれっ、2〜6作目は邦訳があるけれど、1作目っていまでも未訳? とあらためて気づいたんです。訳者は本サイトのエッセイ、翻訳だらだらでおなじみの鎌田三平さん
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