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2018年7月14日のブックマーク (1件)

  • 「美しい顔」の「剽窃」問題から私たちが考えてみるべきこと - 日比嘉高研究室

    1.剽窃がアウトなのは当然だが、問題の核心はそこにない 第159回芥川賞の候補作となった北条裕子「美しい顔」が、他人の作品から表現の「盗用」を行っているのではないかと指摘を受け、議論になっている。「美しい顔」は六月号で発表された群像新人文学賞の受賞作で、選評でも激賞とも言える高い評価をえていた。直後の文芸批評でも軒並み高い評価だったといっていい。私も現在担当している『文學界』の新人小説月評で、前半期の第一位に推した。 作品は、東日大震災とその被災者の姿を直接的に描いている。主人公は津波で母を失うことになり、幼い弟とふたりで生きて行かざるをえなくなる女子高校生サノ・サナエである。地震の発生、町を襲う津波、押し流される家々と人(友達も)、避難所生活、そこに闖入してくるメディア、見つからない母とその遺体との対面、強いストレスにさらされながら必死で生きる弟、そして親戚のもとへの避難。こうした一連

    「美しい顔」の「剽窃」問題から私たちが考えてみるべきこと - 日比嘉高研究室
    tegi
    tegi 2018/07/14
    見事な批評。