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ブックマーク / yokoline.hatenablog.com (4)

  • 日常系とはなにか ~死者の目・生を相対化するまなざし~ - あにめマブタ

    稿は「第二十一回文学フリマ東京」2015/11/23で頒布しました同人誌『多重要塞 vol.4』に収録された文章「日常系とはなにか ~死者の目・生を相対化するまなざし~」を改稿したものです。 はじめに 「日常系」とは、描かれているもの自体ではなく、描かれ方のことだ。 つまり、カメラが映しているモチーフではなく、カメラ自身の振る舞いを指していうものだ。 よって、日常系とは、次のような場所や時間を描写したものである。 等価値であり、それゆえに特定に名指しすることができない、無名の場所や時間 カットされず、長回しであり、止めることも早めることもできない、記録映像や監視カメラのフィルムリールのような場所や時間 凍結されており、見ている側の意図の及ばない場所や時間 カメラの主体さえ、それがあったことを忘れてしまったような場所や時間 これを言い換えれば、日常系とは「死者の目で撮られた、メディアのあら

    日常系とはなにか ~死者の目・生を相対化するまなざし~ - あにめマブタ
    tegi
    tegi 2017/07/30
    日常系をむちゃくちゃ大きい視点でみる分析。おもしろい。ヴォネガットを思い出したけど彼に日常を尊ぶ気配は薄くて、その違いは何だろとか思った。
  • 『SHIROBAKO』の音響演出について寄稿しました(アニメクリティーク新刊(C88)) - あにめマブタ

    アニメ批評同人誌「アニメクリティーク」に寄稿しました 明日、8/14(金)に開催される、第88回コミックマーケット(1日目)のスペース東フ36aにて、 アニメ批評同人誌、アニメクリティークの新刊 『アニメクリティーク vol.3.0 特集 蟲・生物・人工物/アニメにおける〈音〉』が頒布されます。 今回、このの第2特集である「アニメにおける〈音〉」に、 TVアニメ『SHIROBAKO』の音響演出について、5000文字の論評を寄稿しましたので、お報せします。 目次と詳細については、主宰のNag_Nayさんの記事をご覧ください。 nag-nay.hatenablog.com 寄稿した論評の狙いと概要 キャラクターの生まれる渚 ~『SHIROBAKO』の映像・音響演出~ 今回は、上のように題して、アニメ制作を題材にしたTVアニメ『SHIROBAKO』のキャラクター表現について、 「音響演出」を足

    『SHIROBAKO』の音響演出について寄稿しました(アニメクリティーク新刊(C88)) - あにめマブタ
    tegi
    tegi 2015/08/16
    "僕らの「フィクショナルなキャラクターの存在を共有する」という営みは、実は非常にへんてこなものです。/その小さなこわれものが、揺らぎながら生まれる瞬間を、本作は、活き造りのように切り取ってみせます"
  • μ'sはどこに戻ってきたのか ~『ラブライブ!』劇場版で、ふと悲しくなった~ - あにめマブタ

    『ラブライブ!』劇場版の複雑な悲しさ にこまきながら(遅まきながら)『ラブライブ!The School Idol Movie』を観てきました。 特に前半には難しいレイアウトで良い芝居をさせるカットが頻出したほか、ダンス中のカメラワークを作画で行うカットも多く、劇場版ならではのリッチな画面づくりが堪能できました。 また、各キャラクターの見せ場はしっかりと確保されており、アニメ第1期・第2期と活動し続けてきた彼女らの集大成として、満足のいく仕上がりになっていたと思います。 ひとつ、僕が気になったのは、作がどこへ向かって進んでいたのかということです。 作の第2期終盤、そして劇場版はμ'sというグループのプロモーションムービー的ではありながら、それを少しずつ、確実にμ'sの9人が拒否していくような作りになっています。僕はそれが作の特異な作家性の発露だと思っていますし、同時に、観客である僕ら自

    μ'sはどこに戻ってきたのか ~『ラブライブ!』劇場版で、ふと悲しくなった~ - あにめマブタ
    tegi
    tegi 2015/07/20
    今まで読んだ中で最高のラ!文。自分がこのことを書けなかった(気付こうとしなかった)のが心底悔しい。
  • 劇場から彼女にハローと呼びかけること ~『血界戦線』OP/ED分析~ - あにめマブタ

    『血界戦線』OP/EDを読む 各30回ほどは観ているだろうか、というのは、4月から始まったTVアニメシリーズ『血界戦線』のオープニング、エンディング映像のことである。 ともに松理恵監督が絵コンテを担当した2の映像には、いくつもの物語上のヒントや、テーマに関係する事物が登場する。この2の映像を少しずつ追っていくだけでも、作が描いていくものの内実に、より近付けると思う。 今や、物語は佳境を迎え、事態は抜き差しならない状態だ。今週末からの総集編に向けて、作が描いてきたものを、OP・ED映像を観ることで、整理していこう。 世界劇場という考え方 作の主人公 レオナルド・ウォッチは、鍛え上げた強靭な肉体を持っているわけでも、厳しい修行によって得た技術を持っているわけでもない。 しかし彼は、一種の事故に遭ったことをきっかけにして、秘密結社ライブラに加入し、異界と現世が交わる、その最前線に身を

    劇場から彼女にハローと呼びかけること ~『血界戦線』OP/ED分析~ - あにめマブタ
    tegi
    tegi 2015/06/27
    (まだ二話しか観てないけど)なるほどなるほど…。うまいなあ(映像もこの分析も)。
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