昨年後半から今年にかけて、オシム監督関連の出版ブームが凄かったですね。本屋に行けばオシム本だけで一つの棚ができるほど。おそらくはドイツワールドカップの失望から、もう一つはオシム監督が「言葉」を縦横に操る監督であるために、文章で描きやすかったという理由もあるでしょうね。しかし、数多いだけに玉石混淆、オシム監督の名前を出しただけの「いかがなものか」な本もあるように思います。その中では、本書は「オシムの言葉」「イビチャ・オシムの真実」と並ぶ、良書と言うことができるでしょう。 「オシムの言葉」は今では定番、過不足なくオシム監督を描き出している名著ですが、先に紹介した「イビチャ・オシムの真実」はより深く、オシム監督のルーツに迫ることができる本でした。そして本書は、「サッカー以外」についてもオシム監督が言葉豊かに語っているという点で、それらと違い、また新しいオシム像を描き出す興味深い一冊となっています
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