トランプ大統領の誕生や英国のEU離脱といった動きの、背景の一つとして挙げられるのが、保守とリベラルの断絶、そしてそれを先鋭化させたフェイスブックなどによる情報のタコツボ化”フィルターバブル”だ。 保守とリベラルとでは、フェイスブックに流れるニュースもまるで違う―。 ウォーストリート・ジャーナルは、その両者をテーマごとに比較したページを公開。”フィルターバブル”の根深さを浮かび上がらせている。 では、この”フィルターバブル”を打ち破る方法はあるのか? すでにいくつかの取り組みがある。 一つはメディアが、その読者の政治的傾向とは反対の論調も紹介する動きだ。 リベラル系のガーディアンは、その名も「バブルを破れ」というコーナーを新設。読者に対して、保守派の論調の紹介を始めた。 アルファベット傘下のジグソー(旧グーグル・アイディア)は昨年、グーグル・ニュースのデータをもとに、ユーザーの国以外でのニュ