2017年10月、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学のセキュリティ研究者であるMathy Vanhoef氏によって「KRACK」と呼ばれる脆弱性が発表された。その内容は、Wi-Fiで使われる暗号化方式「WPA 2」による接続に深刻な脆弱性があるというもので、当時安全な技術と考えられていたWPA2に脆弱性が存在するという発表は関係者を驚かせた。KRACKはその後、セキュリティを強化したWPA3の策定へつながるなど、大きな影響をもたらしている。 今回、またもやMathy Vanhoef氏がWi-Fiの新しい脆弱性を発見した。その脆弱性を悪用した攻撃は、攻撃に使われるWi-Fiの仕組みから名を取って「FragAttacks」(fragmentation and aggregation attacks)と呼ばれている。Vanhoef氏は75台以上のデバイスで実験を行い、実験に使用したすべてのデバ
![すべてのWi-Fi製品に影響及ぼす可能性ある脆弱性、再び発見](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2cd7841c920130562a5a718f46731cc30e4671a8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Ftechplus%2Farticle%2F20210513-1887755%2Fogp_images%2Fogp.jpg)