今年の夏アニメでは最も話題であったろうリコリス・リコイルが完結を迎えた。「女の子でシティハンターをやろう」というコンセプトだったそうなのだが、シティハンターに夢中だった俺としても大満足の13話だった。 リコリス・リコイル 6(完全生産限定版) [Blu-ray] 安済知佳Amazon このアニメの魅力は語り尽くせないところがある。「平和で安全な日本」は実は危ない奴らを殺して回ってる無国籍の女の子たちが作っていた、という作品背景はまさにディストピアだ。だが主人公である錦木千束の天真爛漫なキャラクターもあいまって、全体としてはとても明るく楽観的な作風に見える。設定のシリアスさと明るい演出とのギャップにまず惹きつけられる。 「平和で安全な日本」という虚構を作り出す主人公側の組織と、その虚構を破壊しようとするテロリスト、という対立構造が明かされてくると、もう完全に物語の世界にはまりこんでしまう。
![喫茶リコリコとマイクロ共同体主義 - 狐の王国](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a94f78476963da72529f66c97edb588968a29a2d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51nDNGUr%2B1L._SL500_.jpg)