はじめに 以前、「オタクの老後、オタクの終活」という本を作りまして、オタクの老後や終活について書き連ねました。その本でもオタクコレクションの終活について少しまとめたのですが、今回そこだけを更に掘り下げてみたいと思います。 オタクが老後を迎えて終活としてオタクコレクションの行く末を考える場合はもちろんですが、転居や結婚介護などの生活環境の変化でオタクコレクションを強制的に処分せざるを得ないこともあります。オタク辞めする場合や、沼を移動する場合などもありますね。そうした際に、どういう方法があり得るでしょうか。 表紙は、明治大学の米沢嘉博記念図書館です。コミケ2代目代表の米沢氏は膨大なオタク資料を収集するコレクターでもありました。米沢氏の死後、コレクションは明治大学が引き取って図書館を設立し、オタク・サブカルの研究拠点となっています。この米沢嘉博記念図書館を表紙に持ってきたのは、オタクコレクショ