Electronic Frontier Foundation 敵対的相互運用性は、市場支配的企業の意に反して、支配的製品やサービスと連携する新製品や新サービスを作り出したときに生まれる。 黎明期のレコードをはじめ、古くから敵対的相互運用性の事例は数多く存在しているが、コンピュータ業界は常に競争と革新性を維持するために敵対的相互運用性に頼ってきた。これはまさにパーソナル・コンピュータもそうであった。 1969年から1982年にかけて、IBMはメインフレーム・コンピュータの独占をめぐり米司法省と争っていた。司法省は1982年に訴訟を取り下げたが、そのころにはすでにメインフレームの重要性は低下し、代わりにパーソナルコンピュータが台頭するなどコンピューティング市場は変化していた。 PC革命はIntel 8080チップに負うところが大きい。この安価なプロセッサは、当初は組み込みコントローラ市場を開拓
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