紙の本を自分自身で裁断&スキャンして電子書籍で読めるようにする「自炊」行為は、電子書籍が普及する段階では無視できない存在だ。今回は自炊を構成する「裁断」「スキャン」という2つの大きな作業のうち、「裁断」=本を解体する手順について詳しく見ていく。 【拡大画像や他の画像、裁断する動画を含む記事】 ●「本のデジタルデータ化」を効率的に行うには 「自炊」の目的は、既存の紙の書籍を、iPadやKindleなどの電子書籍媒体で読めるようにすることにある。そのためには、スキャナを利用して書籍のページの内容をPCに取り込み、電子書籍としての体裁を整えてやる必要がある。 ここで問題になるのはスキャナの種類だ。もし利用するのがフラットベッドスキャナだと、何百ページもある本をいちいち手でめくってやらなくてはならず、手間を考えると現実的ではない。また、本をフラットベッド上にうつぶせにして読み取ると、ページ