撮影が終わったフィルムを、プリントできるネガの状態にするためフィルム現像を行います。これは以下のような手順で行われます。 リール巻き フィルムをリールに巻いて現像タンクに入れ、この後の現像作業を明るい場所でできるようにします 現像 撮影時にフィルム上にできた潜像を目に見える状態にします 停止 フィルムに残った現像液を酸性の液で中和し、現像を完全にストップさせます 定着 画像以外の部分の粒子を取り除くとともに、画像の部分を安定させます 水洗 フィルムに残った定着液を流水で洗い流します 乾燥 取り込み完成したネガを保管用のネガシートに入れます 図1.1 現像タンクと両溝式リール2個 初めての人は、要らないフィルムを練習台にして慣れるまで練習しておきましょう。 用意するものは以下のとおりです。 撮影済みのフィルム 現像タンク フィルムを光に触れさせることなく薬品の出し入れをできる専用容器 リール