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ブックマーク / magazine.msz.co.jp (1)

  • 国籍の剝奪 | 国籍・国境・格差 | 武井彩佳 | WEBみすず

    私たちは人に国籍があることを当然だと思いがちだが、歴史的に見れば、それほど所与のものではない。国籍は喪失するし、剝奪されるし、再取得することもある。このように国籍は決して固定的ではなく、自分も無国籍になり得ると考えると世界の安定感は失われ、社会の秩序は相当違って見えてくる。 実は国籍の喪失は身近なレベルで発生している。例えば国籍の保持に何らかの条件がついている場合――継続的な居住であるとか、何歳までに国籍選択をするとか――条件を満たさなければ国籍を失う。日国籍は、自らの意思で他国籍を取得したとき失われる。 より大きなレベルでは、内戦などで国家が解体して消滅し、その継承国家の国籍を得られなかったり、取得を望まなかったりした場合は、無国籍になる。その無国籍状態は、子どもにも継承される。かつてのインドシナ難民がよい例だが、内戦を逃れて難民となり、無国籍となった親から血統主義を取る国で生まれた子

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