先日、昭和初期に提唱された、都市を観察する「考現学」について紹介しました。 「考現学」は、大正時代の関東大震災が大きなきっかけとして起こった学問ですが、都市が大きく姿を変えるときには、あたかも傷口のようにして何かが取り残されてしまうのです。 そんな現象のひとつ、1980年代に流行した「トマソン」をご存じでしょうか。 「トマソン」は、故赤瀬川原平氏が発見した都市の現象です。 1980年代はバブル経済が膨らんでいた時期。東京もあちこちで再開発が行われていました。 そんなとき、街角で不思議な物体が目につくようになりました。 のぼったものの、入り口がふさがれていて降りてくるだけの「純粋階段」 地上げされて廃業した銭湯跡に残された煙突 窓そのものがなくなってしまったのに、取り残されたひさし これらは改築などの理由で、役に立たなくなってしまったものが、ぽつんと孤立して残っている奇妙な物体です。 これを
「変体少女文字」が話題になり始めたのは、1970年代。 「マンガ字」「丸文字」などとも呼ばれる、伝統的で規範的な書き文字のスタイルとはまったく異なった扁平で丸っこい書き文字が、少女たちの間で大流行し始めたのでした。 山根一眞氏の『変体少女文字の研究』によると、一時期、その流行は少年たちも巻き込み、500万人がこの文字を書いていたといいます。 少女たちの間で大流行し始めた文字は社会問題となって新聞にも取り上げられ、教育現場では「文字の乱れは生活の乱れ」などとして問題にされ、印刷用の文字にも丸文字風のデザインが採用されました。 山根氏によると、こうした文字が広く書かれるようになったのは、漫画の影響、筆記具の変化、横書きの一般化などのほか、その根底にあるのは「カワイイ」を最高のものとする、少女たちの価値観にあるのではないかと分析しています。 つまり、この文字への志向にあるのは、「角ばった楷書型の
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『紅葉狩り』にはいろんな趣向がありますが、山で観る紅葉はやっぱり格別。毎年この時季には、たくさんの人が山へと向かいます。 フランスのガイドブック、ミシュランの「日本を代表する観光地」で、京都や富士山とともに三ツ星(最高評価)認定された高尾山! 一年じゅう海外からの観光客でにぎわっています。 都心から電車で1時間ほどで行ける便利さや、東京とは思えない豊かな自然が人気の理由。しかも、上級者からお散歩感覚の人まで老若男女を満足させる多彩なルートがあり、 高い山の足慣らし・遠足の小学生・三世代の家族連れ・デートのカップル・カメラ女子等々、訪れる人々も多彩な楽しい山なのです。 高尾山では、毎年11月1日~30日に『もみじまつり』が開催され、どの登山コースでも美しい紅葉が楽しめます。最近の山は途中まで舗装されていることも多く、リフトやケーブルカーにはハイヒールを履いている女性もみかけます。が、気軽に登
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