そうめんを一度も食べることなく夏を終えた人、どれくらいいるでしょうね。小学生の頃は、夏休みの昼食といえばそうめんか冷やし中華で、夏休み後半ともなると昼食が苦行に思えるほど食べさせられた記憶があります。大きな器に残ったそうめんを「あんた食べなさい」「もう無理」と親子で押し付け合うのも毎度の光景でした。 同じ味は飽きるもの。そうめんをひたすら麺つゆだけで食べるから飽きがきて、ついには猛暑を乗り切るサポートをしてくれるそうめんに対する感謝も敬意も失いそうになってしまうのです。 麺つゆで食べるのは確かにおいしいし、さっぱりして暑い日でも食べやすいから理にかなった食べ方です。けれど、半人前ほどあまったそうめんをまた麺つゆで食べるって、それをやるから飽きるし食指も動かないわけです。 ならば違う味で食べてみようではありませんか。新しい味に一人前のボリュームで挑戦するのは外した時のダメージも大ですが、残り