荒川の流れを見つめる宮沢。この辺りでハヤなどを釣った。「もっと山梨に関わりたいですね。沖縄で培った経験を故郷で生かしたい」 6月最初の真夏日、宮沢和史は故郷・山梨県甲府市の朝日通り商店街にいた。THE BOOM初期の人気曲『星のラブレター』の歌詞に登場するこの通りは実在しており、ファンの聖地でもある。 【写真】原宿の歩行者天国でライブ活動をしていたころのTHEBOOM 原宿のホコ天で歌った日々「大学生のときに書いた曲です。プロになりたくて毎週日曜日、原宿のホコ天(歩行者天国)で歌っていましたが、すごい数のバンドがいるから、シンプルなメロディーが耳に留まると思ったんです」 緑や花のあふれる清潔で可愛らしい商店街は、曲の持つイメージにぴったりだ。 幼いころから釣りをしたり、高校のころ、通学路として利用していた荒川の河川敷も案内してくれた。上流にダムができたことも一つの要因だろう、水質は子どもの