封筒を閉じたり、紙に領収書を貼り付けたりするのに欠かせない糊。オフィスでは当たり前のような存在だが、その形状の進化度合いはなかなか激しい。特に最近目立った進化といえばテープ糊だろう。テープ糊製品は国内文具メーカー各社が競合して投入してきているだけあってバリエーションも豊富だが、基本的なしくみは共通である。 内蔵されたカートリッジにはテープが巻かれ、ヘッド部分を紙に押しつけて引くだけでテープに乗っかった糊が紙に転写される。実際に使ってみても指が汚れることはなく、転写される糊はまずまず均一、テープ状に巻かれているので糊が乾くこともない。 テープ糊の難点としては、ローラー状のヘッドを用いるため曲線を描いて糊を塗布するのに向いていないことなのだが、オフィスにおいてはそのような用途は比較的少ないだろう。 進化と形態の変化が続いている糊 現在の最強の糊がテープ糊で決まりだとして、少し糊の進化を考えてみ