論理の限量子 -- つまり全称限量子(記号は'∀')と存在限量子(記号は'∃')-- の使い方が分からない、という質問・相談を受けることがあります。なかでも、「∀と∃の順序を交換してイイの? それともダメなの?」はFAQ〈Frequently Asked Question〉でして、ここ1年でも4回聞かれた気がする。 内容: like関係 like関係の記述・表現 有向グラフ 表〈テーブル〉 碁盤目 他の例も 誰からも好かれる人 好きな人はいますか? 好きな人は一人だけ 言霊は困るんだけど like関係 論理式の意味や使い方を、日常生活や自然言語の比喩的事例を使って説明するのはヨロシクナイと僕は思っています。しかし、最初のとっかかりに関しては、比喩的事例も致し方ないですね。人間関係の記述を例題にします。 A, B, C, D の4つの要素を持つ集合Xを考えます。 X = {A, B, C,