2020年5月、東京・青山の大規模都営住宅の跡地に誕生した「ののあおやま」。東京都が青山通りの沿道区域で進める「北青山三丁目まちづくりプロジェクト」の一環として開発された、賃貸マンションや保育園、地域交流拠点などを備えた複合施設です。 「ビルに緑地をつくるのではなく、森のなかにビルを建ててほしい」との地域の思いをもとに、3500平米の広大な緑地空間と共に整備されました。このプロジェクトに地域から参画し、地域と開発事業者、行政のつなぎ役を果たしたのが、現在「ののあおやま」の企画運営をする「たりたり」代表の水野成美さん。水野さんのまちづくりの取り組みとビジョンを、「ののあおやま」を通して紐解いていきます。 目次 青山を「自然回帰の街」に 人と人、人と自然がつながる場所 「ののあおやま」が大切にする10の価値観 地域、企業、行政。それぞれの役割を活かす「つなぎ役」 青山を「自然回帰の街」に 青山