「タイムパフォーマンス(以下、タイパ)」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。タイパとは時間効率や、時間対効果と同義の和製英語で90年代後半~00年代前半に生まれた「Z世代」に広く浸透した消費行動だという。謎が多い“タイパ”の実態について、企業や専門家に話を聞いた。(清談社 真島加代) 【この記事の画像を見る】 ● タイパニーズに応える さまざまなサービス 近年、タイムパフォーマンス(以下、タイパ)と呼ばれる消費行動が注目を集めている。タイパとは、時間に対する満足度を求める“時間効率”を意識した消費者の行動を指すもので、たとえば、動画配信サービスの倍速再生モードや、「Tik Tok」などの短縮動画アプリ、そして一食で33種類の栄養素が取れるインスタント食品もあり、さまざまな企業が商品やサービスを展開している。 そのうちのひとつ「flier(フライヤー)」は、1冊の書籍を10分で読めるよう