You are at:ホーム»海外マンガ入門»グラフィックノベル入門»セクシュアル・アイデンティティ探究の物語―マイア・コバベ『ジェンダー・クイアー ある回想録』を中心に 一覧に移動する:グラフィックノベル入門 自分は周囲とは「違って」いるのではないか。アイデンティティの形成期となる思春期において、ある程度、誰しもが自分とは何かを模索するものであろうが、ジェンダー規範や異性愛中心主義の風潮に対する違和感、それでいて「同性愛者」などのレッテルで捉えられてしまうことに対してもどこかしっくりこない居心地の悪さを抱いてしまう。 マイア・コバベ『ジェンダー・クイアー ある回想録』(未訳:Maia Kobabe, Gender Queer: A Memoir, Oni Press, 2019)は、自分が自分であるためのアイデンティティ探究をめぐるグラフィック・メモワールである。成長の過程の中で体験して
![セクシュアル・アイデンティティ探究の物語―マイア・コバベ『ジェンダー・クイアー ある回想録』を中心に | ComicStreet(外漫街)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d87213d578086c63e6a3c953e791deb6fab40af/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcomicstreet.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F06%2FGender-Queer-714x1024.jpg)