無線LANの暗号化方式「WEP」が本当に死亡する日が近づいているようだ。神戸大学の森井昌克教授が発表した内容によると、新しいWEP解読アルゴリズムを使えば、ノーパソなどの一般的な環境から、わずか10秒~数分程度でWEPをクラックし、通信内容盗聴なり不正ログインなりを行うことができるようだ。解読プログラムは現在「諸般の事情によって」公開されていないが、「近々に公開する予定」とのこと。WEPしか利用できないNintendoDSが、「利用するのは極めて危険」なガジェットになる日も遠くなさそうだ。 無線LANクラックは、現実的に気を付けなければならない攻撃だ。自宅の無線LANをクラックされると、以下のような問題が起こる。 通信を盗聴されるので、暗号化されていない通信が全て丸見えになる不正ログインされると共有フォルダなどを覗かれる不正ログインされると、いわゆる「ただ乗り」を行われるWEPクラックが「