10月13日、ボノボがチンパンジーを狩って食べることがドイツの研究者によって明らかに。写真は英国の動物園で飼育されているボノボ。7月撮影(2008年 ロイター/Darren Staples) [ロンドン 13日 ロイター] 類人猿の仲間で、その性行動で知られるボノボ(ピグミーチンパンジー)が、チンパンジーを狩って食べるという一面を持つことが13日、ドイツの研究者によって明らかになった。 ボノボはチンパンジー、オランウータンとともに、遺伝子的に人間と最も近い動物。チンパンジーよりも平和的と考えられ、性行為があいさつや和解の手段として用いられることから、自由な恋愛をするサルともみられている。 これまでの研究では、ボノボはリスやネズミなどの小動物しか食べないと思われてきた。しかし、独ライプチヒのマックス・プランク進化人類学研究所が、あるボノボの集団を5年にわたって観察したところ、約10例のチンパ