東京電力福島第一原子力発電所で、定期的なパトロールをしていなかったエリアのタンクで水漏れが見つかった問題で、東京電力は、ことし3月以降、最大3トン余りの汚染水が、タンクを囲むせきの外に流出したおそれがあることを明らかにし、周辺の土を回収しています。 福島第一原発では、今月2日、山側にあるタンクのうち、排出基準を超える放射性物質が検出された雨水をためている2つのタンクで、ボルトの穴から水が漏れているのが見つかりました。 東京電力のその後の調査で、これらのタンクがあるエリアでは、ことし3月以降、定期的なパトロールが行われず、その頃から水漏れが起きていたおそれがあることが分かりました。 また、流出防止のためタンクの周りに設けられているせきの排水弁が開いていたことが分かっていて、その周辺を調べたところ、ほかの場所より高い放射線量が測定されたということです。 このため、東京電力は、せきの外に汚染水が