父親とのコミュニケーション時間が短いほど、子どもがスマートフォンの無料通信アプリなどで「いいね」を求める「承認欲求」が高くなることが、KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市)が実施した「スマホ依存対策実証実験」でわかった。 実証実験は昨年11月~今年1月上旬に実施した。ふじみ野市内の幼児から大学生まで36世帯の38人に協力してもらい、スマホアプリの起動記録を収集し、さらに親子それぞれにアンケート調査を行った。構成比は中高生66%、小学生以下24%、大学生以上10%だった。 スマホの利用時間は平日平均で2時間20分、休日は3時間32分。アプリの利用時間は、無料通信アプリなどのSNS系、動画投稿サイトなどのエンタメ系、ゲーム系が各3割を占めた。男子はゲーム系、女子はSNS系の利用が多かった。 スマホへの依存傾向を把握するため、「スマホがないとイライラする」「やめようと思ってもやめられない」「他に