メルトダウンを起こした福島第一原子力発電所1号機の原子炉を支える土台が大きく損傷していることが明らかになった問題で、東京電力は早急な対応を求める原子力規制委員会の要請に応じて、冷却に使う配管を追加で設置するなどの対策をとる考えを示しました。 福島第一原発1号機では、ことし3月に行われた内部調査でペデスタルと呼ばれる原子炉を支える鉄筋コンクリート製の円筒形の土台が、ほぼ全周にわたって壊れ、鉄筋がむき出しになっている状況が確認されています。 これを受けて原子力規制委員会は、ペデスタルが原子炉を支えられなくなった場合に備えて、想定されるリスクや必要な対策を早急にとりまとめるよう東京電力に要請していました。 これに対し東京電力は、5日に開かれた規制委員会の会合で、ペデスタルが原子炉を支えられなくなっても周りの構造物などに抑えられて大きな損傷に至る可能性は低いとしたうえで、仮に原子炉を覆う格納容器に