テレビやレコーダー、サウンドバーなどのAV機器を設置する際、ちょっと面倒くさいのが配線接続。こういったケーブル配線が苦手という人も多いだろう。しかし近年は、映像と音声を1本のケーブルでデジタル伝送できる規格「HDMI」が普及し、昔と比べればAV機器の配線は非常に簡単になっている。 いっぽうで、AV機器を取り巻く技術の進化は早く、それにともなってHDMIのバージョンも継続的に更新されていっている。ユーザーにとって、機能が増えるのはうれしい半面、混乱を招きやすいのも事実。今回は、特にテレビと周辺機器の接続で大事なHDMI関連技術、「ARC」「eARC」について解説しよう。 記事の最後には、「うまく音がでない」などのトラブルシューティングを含むQ&A集も設置した。製品選びにも、製品購入後にも参考にしていただきたい。