http://d.hatena.ne.jp/sakuranomori/20150101 心を動かすプレゼンなど要らない このエントリの続編である。 大学の講義で授業内容の詳細、要点、要約、キーワード、参考資料などが記された印刷物(プリント、ハンドアウト、レジュメ)が配布されるのが「あたりまえ」となったのは、いつの頃からだろう。80年代に大学を卒業した方からは印刷物の配布はあまりなかったと聞くことが多い。そして、大学の付近には誰かが作成したノートを販売する業者がいたという述懐も伺うことがある。一方、90年代の卒業者からは印刷物の配布は「あたりまえ」であったのかもしれない。日本語ワードプロセッサーの普及、マス化の進行がその理由の一部であるのだろうか。 授業内容の詳細を配布する教員には、学生はノートを書く手間がなくなり、その節約された時間は思考を深めることに使われるはずだという前提があるのかもし