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ブックマーク / traindusoir.hatenablog.jp (11)

  • 真の失業率──2018年6月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 6月の結果をみると、完全失業率(季節調整値)は2.4%と前月から0.2ポイント上昇したが、真の失業率は1.9%と前月から0.1ポイント低下した。引き続き、真の失業率は減少基調である。現推計時点において、真の失業率は基準年*1である1992年より改善していることとなる。 なお、年齢階級別均衡労働力率を年1回改訂する現在の推計方法は、このところ、その上昇傾向に追いついていない。このため、中間改訂を7月結果公表時に行うことを検討する。 所定内給与と消費者物価の相関に関する5月までの結果は以下のようになる。物価および賃

    真の失業率──2018年6月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2018/08/01
  • 真の失業率──2016年5月までのデータによる更新 - 備忘録

    � 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 5月の完全失業率(季節調整値)は3.2%と前年同月と同水準となったが、真の失業率は3.4%と前月からさらに0.1%低下した。真の失業率は、引き続き、減少基調である 。 � 所定内給与と消費者物価の相関に関する4月までの結果は以下のようになる。物価と賃金は来の相関関係とは逆向きに、物価が停滞する中で賃金が上昇していたが、4月は単月的な動きとして、賃金は大きく停滞した。 �https://dl.dropboxusercontent.com/u/19538273/nbu_ts.csv

    真の失業率──2016年5月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2016/07/04
    しかしみんな働き者ですね。完全失業率とどんどん接近してる。
  • 真の失業率──2016年4月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 4月の完全失業率(季節調整値)は3.2%と前年同月と同水準となったが、真の失業率は3.5%と前月よりも0.1%低下した。真の失業率は、引き続き、減少基調である 。 所定内給与と消費者物価の相関に関する3月までの結果は以下のようになる。前月と同様、物価上昇率は足許では低下傾向となっている一方、賃金は足許で上昇傾向に転じている。物価と賃金は来の相関関係とは逆向きの動きを続けているが、その要因としては、国内要因の物価上昇率(いわゆる「コアコア」)が引き続き上昇していることや、賃上げの効果がタイムラグを伴って効いて

    真の失業率──2016年4月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2016/06/01
  • 真の失業率──2016年1月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。今回は、推計の基礎となる潜在的労働力率を2015年まで延長推計た上で、12月までの結果を過去に遡って再計算した。 まず、年間の結果をみると、足許の2015年の真の失業率は4.1%で、前年よりも0.5ポイント低下した。また、公表値の完全失業率3.4%に対して0.7ポイントの開きがある。前回の推計値と比較すると、潜在的労働力率が変化したことにより、真の失業率は上振れしている(2014年の値で約0.3ポイ ント程度の上振れ)。改訂による年齢階級別潜在的労働力率の上昇幅の程度は、前年に引き続いて大きなものとなり、真の

    真の失業率──2016年1月までのデータによる更新 - 備忘録
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    terazzo 2016/03/02
  • 期待インフレ率の低下 - 備忘録

    このところ、期待インフレ率の低下が指摘されるようになった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の試算によれば、2015年12月の期待インフレ率は、日銀行による「量的・質的金融緩和」の導入以降最低の水準とのことである*1。内閣府『消費動向調査』に基づく手元の推計でも、2015年3月をピークに期待インフレ率のプラス幅は縮小している。当該推計のピーク以前の上昇分には消費税率引上げの影響も含まれると考えられ、これを考慮すれば、期待インフレ率は2014年内には縮小過程に入っていたとみられる。なお、消費税率の引上げがデフレを深化させる可能性が高いことは以前のエントリーでも指摘した通りであり*2、このこと自体、特に不思議ではない。期待インフレ率がゼロに近い低い水準において、増税に沿った企業コストの増加を図ることは難しく、デフレは必然的に深化する。 この事実が明瞭に現れているのは春闘における労使交渉である

    期待インフレ率の低下 - 備忘録
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    terazzo 2016/01/24
  • 真の失業率──2015年11月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 11月の完全失業率(季節調整値)は3.3%と前月から0.2ポイント上昇したが、真の失業率は3.3%と前月と同水準となった。真の失業率は、1月分の結果から潜在的労働力率を再推計し、改訂する予定であるが、現時点では、完全失業率と同水準となった。 所定内給与と消費者物価の相関に関する10月までの結果は以下のようになる。引き続き物価上昇率は停滞しており、これに応じて、賃金も伸び悩んでいる。 https://dl.dropboxusercontent.com/u/19538273/nbu_ts.csv

    真の失業率──2015年11月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2015/12/27
  • 真の失業率──2015年9月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 9月の完全失業率(季節調整値)は3.4%と前月と同水準、真の失業率も3.5%と前月と同水準になった。引き続き、真の失業率は減少基調である。 所定内給与と消費者物価の相関に関する8月までの結果は以下のようになり、雇用が改善する中、賃金は停滞ぎみである。 https://dl.dropboxusercontent.com/u/19538273/nbu_ts.csv

    真の失業率──2015年9月までのデータによる更新 - 備忘録
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    terazzo 2015/11/01
  • 真の失業率──2015年3月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断す る場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果(就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 3月の完全失業率(季節調整値)は3.4%と前月よりも0.1ポイント改善したが、真の失業率は3.9%と前月と同水準。ただし、完全失業率、真の失業率ともに改善傾向であることは変わらず、引き続き、真の失業率は減少基調である。 また、2月分までのコア物価と所定内給与(規模30人以上)の相関をとると、つぎのようになる*1。 所定内給与は、標事業所の抽出替えに伴う改訂が行われたため、改訂後の指数を用いた。その結果、所定内給与は足許3年間について下方修正され、これまでのグラフとは趣を異にし、物価に比して賃金の停滞が目立

    真の失業率──2015年3月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2015/05/02
  • 真の失業率──2014年11月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 11月の完全失業率(季節調整値)は3.5%と前月と同水準となった。真の失業率も3.7%と前年と同水準となった。完全失業率、真の失業率ともに、足許、横ばいであるが、小数点第2位以下の変化も含めてみれば、真の失業率の減少基調に変化はない。 季節調整値でみた雇用指標の動きは一進一退であり、真の失業率の減少基調にもやや陰りがみられる。ただし、今年4月以降の景気のミニ調整局面を踏まえれば、遅効指標である雇用に弱さが現れても不思議ではない。 なお、今月の賃金統計の評価は難しく、物価と給与の推移については、11月分確報の

    真の失業率──2014年11月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2014/12/27
  • 真の失業率──2014年9月までのデータによる更新 - 備忘録

    ※物価と給与の推移について追記しました。(11/05/14) 完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 9月の完全失業率(季節調整値)は3.6%と前月よりも0.1ポイント上昇した。一方、真の失業率は3.8%と0.1ポイント低下した。真の失業率の低下は順調であり、完全失業率との乖離幅は0.2ポイントとなった。 完全失業者数は季調前月差で増加したが、非労働力人口は減少している。これまで、ブログでは雇用情勢が転換期にさしかかった可能性を指摘してきたが、いまだ、雇用情勢には改善のモメンタムが感じられる結果となっている。 一方、『家計調査』でみた実収入や消

    真の失業率──2014年9月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2014/11/01
  • 真の失業率──2014年8月までのデータによる更新 - 備忘録

    完全失業率によって雇用情勢を判断する場合、不況時に 就業意欲を喪失し労働市場から退出する者が発生することで、完全失業率が低下し、雇用情勢の悪化を過小評価することがある。この効果 (就業意欲喪失効果)を補正し、完全失業率とは異なる方法で推計した「真の失業率」を最新のデータを加えて更新した。 8月の完全失業率(季節調整値)は3.5%と前月よりも0.3ポイント低下した。真の失業率も3.9%と0.2ポイント低下した。真の失業率の低下は順調であり、完全失業率との乖離幅は0.4ポイントとなった。 先月のエントリーでは、完全失業者数の前年差での減少幅が縮小傾向にあったことなどから、「雇用情勢は、ここにきて、転換期を迎えているようにもみえる」と記載したが、今月は完全失業者数が大幅に減少しており、評価の難しい結果となった。 また、物価が上昇する中、実質でみた給与や消費も減少が続いている。物価の上昇は、実質賃

    真の失業率──2014年8月までのデータによる更新 - 備忘録
    terazzo
    terazzo 2014/10/04
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